職場のあいさつで使う日本語
職場のあいさつで使う日本語|初出勤・昼休み・帰るときの会話
朝、職場に着いたら「おはようございます」。同僚より先に帰るときは「お先に失礼します」、残っている人は「お疲れさまでした」と返します。昼休みに出て戻るなら「お昼に行ってきます」「戻りました」。まずは丁寧な形を使い、職場ごとの言い方も聞いてみましょう。

朝のあいさつ/初出勤/日中/昼休みと戻り/退勤/帰り際の用件。
職場のあいさつ:朝は「おはようございます」
仕事を始めるために出社したら、近くにいる人へ聞こえる声であいさつします。相手から「おはようございます」と返ってきたら、そのまま準備に取りかかって大丈夫です。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| おはようございます | 朝、出社したとき。相手も同じ言葉で返すことが多い。 |
職場によっては、午後などのシフト開始時にも「おはようございます」を使います。毎朝、全員の席を一人ずつ回る必要はありません。
初出勤の日は、あいさつに名前を添える
チームに紹介してもらったら、初日は名前も伝えます。マヤなら、次のように短く言えます。「よろしくお願いします」と返されたら、相手の名前も聞いておきましょう。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| 今日からお世話になります | 初日に、これから一緒に働く人へ。 |
| マヤ・リーです | あいさつに続けて名前を伝える例。 |
| よろしくお願いします | 初対面の同僚へ、自己紹介の終わりに。 |
これは最初のあいさつです。次の日から、毎朝同じ自己紹介を繰り返す必要はありません。担当業務や出身なども話す自己紹介は、自己紹介のレッスンで練習できます。
日中の「お疲れさまです」は、何を伝えている?
同僚と廊下で会ったときや、社内の連絡を書き始めるときに使われます。「あなたは疲れています」という意味で相手の体調を決めつける言葉ではありません。仕事をしている相手への短い声かけです。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| お疲れさまです | 日中、同僚に声をかけるときや社内の連絡の始めに。 |
| お疲れさまでした | 仕事や作業を終えた相手へ。 |
| お疲れさま | 親しい同僚などとの短い形。初めは丁寧な形を使う。 |
「お疲れさまです」と言われたら、同じ言葉で返せます。「です」は仕事中の声かけ、「でした」は仕事や作業を終えた相手への声かけでよく使われますが、時間帯だけで厳密に決まるわけではありません。
お客様や取引先へのあいさつは、社内と同じとは限りません。
昼休みに出るときと、戻ったとき
昼ごはんを食べに外へ出て、一時に戻る場面です。誰かが自分を探すかもしれないなら、戻る予定も伝えておくと分かりやすくなります。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| お昼に行ってきます | 昼休みに外へ出ると伝える。 |
| 一時に戻ります | 戻る予定を知らせる必要があるとき。 |
| いってらっしゃい | 出かける人への返事の一つ。 |
| 戻りました | 外出先から戻ったことを知らせる。 |
| お帰りなさい | 戻った人への返事の一つ。 |
外出するときの返事には「いってらっしゃい」、戻ったときには「お帰りなさい」などがあります。「お疲れさまです」と返す職場もあります。
同僚が残っているときは「お先に失礼します」
自分の仕事を終えて帰るとき、まだ働いている人へ伝えます。「先に帰ります」という合図で、定時に帰ることを謝ったり、帰宅の許可を求めたりする表現ではありません。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| お先に失礼します | 自分が帰り、同僚がまだ仕事を続けているとき。 |
| お疲れさまでした | 残っている人が、帰る人に返す一言。 |
相手の「お疲れさまでした」であいさつは終わります。自分が残っている側なら、帰る人へ「お疲れさまでした」と返しましょう。
引き継ぐ用件があるなら、あいさつの前に伝えます。たとえば「直した資料は共有フォルダに入れました」と知らせてから帰りの一言を添えます。詳しくは仕事の完了を報告する会話へ。
初日に仕事を教えてもらった相手には、帰る前に、そのことへのお礼も言えます。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| いろいろ教えていただき、ありがとうございました | 初日に仕事を教えてくれた人へ。 |
帰り際に「ちょっと待って」と言われたら
「お疲れさまでした。ちょっと待ってください」と、用件が続くこともあります。何を頼まれたのか聞き、今すぐできないときは時期を相談します。聞き取れなかったときは「もう一度お願いします」と聞き返します。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| ちょっと待ってください | あいさつの返事の後、用件が続くとき。 |
| この資料だけ確認してもらえますか | 帰り際に資料の確認を頼まれた例。 |
| どの資料ですか | 何の話か分からないとき。 |
| 明日の朝でもいいですか | 今すぐ対応できず、時期を相談したいとき。 |
| 明日の朝で大丈夫です | 時期の相談に、相手が「それでよい」と答える一言。 |
「明日の朝で大丈夫です」と言われたら、その予定を確認します。今必要だと言われた場合も、自分が対応できる時間を伝え、誰がどう進めるかを相談しましょう。帰りのあいさつに返事をしただけで、新しい仕事を引き受けたことにはなりません。
帰る人と残る人を入れ替えて練習する
自分が帰るとき/同僚が先に帰るとき、何と言う?
自分が帰るなら「お先に失礼します」。同僚が「お先に失礼します」と言ったら「お疲れさまでした」と返します。昼休みに出て戻るなら「お昼に行ってきます」です。誰が、どこへ行くのかを考えて選びましょう。
出社と退勤の基本は、国際交流基金のいろどり入門・第1課でも音声で練習できます。解答の説明では、先に帰る人と残る人の言い方を分けています。
仕事で分からないことを聞くときは同僚に手助けを頼む会話、その日の予定を変えたいときは休みや早退の相談へ進めます。
時間帯で変わる基本のあいさつは、日常のあいさつ15表現で比べられます。