職場のあいさつで使う日本語

職場のあいさつで使う日本語|初出勤・昼休み・帰るときの会話

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30秒で分かる

朝、職場に着いたら「おはようございます」。同僚より先に帰るときは「お先に失礼します」、残っている人は「お疲れさまでした」と返します。昼休みに出て戻るなら「お昼に行ってきます」「戻りました」。まずは丁寧な形を使い、職場ごとの言い方も聞いてみましょう。

夕方の職場で、マヤがかばんを持ち、仕事を続けている同僚へ帰りのあいさつをしている。

朝のあいさつ/初出勤/日中/昼休みと戻り/退勤/帰り際の用件。

職場のあいさつ:朝は「おはようございます」

仕事を始めるために出社したら、近くにいる人へ聞こえる声であいさつします。相手から「おはようございます」と返ってきたら、そのまま準備に取りかかって大丈夫です。

出社したとき
言い方使う場面・次の行動
おはようございます

朝、出社したとき。相手も同じ言葉で返すことが多い。

職場によっては、午後などのシフト開始時にも「おはようございます」を使います。毎朝、全員の席を一人ずつ回る必要はありません。

初出勤の日は、あいさつに名前を添える

チームに紹介してもらったら、初日は名前も伝えます。マヤなら、次のように短く言えます。「よろしくお願いします」と返されたら、相手の名前も聞いておきましょう。

初日の短い自己紹介
言い方使う場面・次の行動
今日きょうからお世話せわになります

初日に、これから一緒に働く人へ。
マヤ・リーです

あいさつに続けて名前を伝える例。
よろしくお願ねがいします

初対面の同僚へ、自己紹介の終わりに。

これは最初のあいさつです。次の日から、毎朝同じ自己紹介を繰り返す必要はありません。担当業務や出身なども話す自己紹介は、自己紹介のレッスンで練習できます。

日中の「お疲れさまです」は、何を伝えている?

同僚と廊下で会ったときや、社内の連絡を書き始めるときに使われます。「あなたは疲れています」という意味で相手の体調を決めつける言葉ではありません。仕事をしている相手への短い声かけです。

日中と仕事の終わり
言い方使う場面・次の行動
お疲つかれさまです

日中、同僚に声をかけるときや社内の連絡の始めに。
お疲つかれさまでした

仕事や作業を終えた相手へ。
お疲つかれさま

親しい同僚などとの短い形。初めは丁寧な形を使う。

「お疲れさまです」と言われたら、同じ言葉で返せます。「です」は仕事中の声かけ、「でした」は仕事や作業を終えた相手への声かけでよく使われますが、時間帯だけで厳密に決まるわけではありません。

お客様や取引先へのあいさつは、社内と同じとは限りません。

昼休みに出るときと、戻ったとき

昼ごはんを食べに外へ出て、一時に戻る場面です。誰かが自分を探すかもしれないなら、戻る予定も伝えておくと分かりやすくなります。

昼休みに外へ出て戻る
言い方使う場面・次の行動
お昼ひるに行いってきます

昼休みに外へ出ると伝える。
一時いちじに戻もどります

戻る予定を知らせる必要があるとき。
いってらっしゃい

出かける人への返事の一つ。
戻もどりました

外出先から戻ったことを知らせる。
お帰かえりなさい

戻った人への返事の一つ。

外出するときの返事には「いってらっしゃい」、戻ったときには「お帰りなさい」などがあります。「お疲れさまです」と返す職場もあります。

同僚が残っているときは「お先に失礼します」

自分の仕事を終えて帰るとき、まだ働いている人へ伝えます。「先に帰ります」という合図で、定時に帰ることを謝ったり、帰宅の許可を求めたりする表現ではありません。

帰る側と残る側
言い方使う場面・次の行動
お先さきに失礼しつれいします

自分が帰り、同僚がまだ仕事を続けているとき。
お疲つかれさまでした

残っている人が、帰る人に返す一言。

相手の「お疲れさまでした」であいさつは終わります。自分が残っている側なら、帰る人へ「お疲れさまでした」と返しましょう。

引き継ぐ用件があるなら、あいさつの前に伝えます。たとえば「直した資料は共有フォルダに入れました」と知らせてから帰りの一言を添えます。詳しくは仕事の完了を報告する会話へ。

初日に仕事を教えてもらった相手には、帰る前に、そのことへのお礼も言えます。

教えてくれた相手へのお礼
言い方使う場面・次の行動
いろいろ教おしえていただき、ありがとうございました

初日に仕事を教えてくれた人へ。

帰り際に「ちょっと待って」と言われたら

「お疲れさまでした。ちょっと待ってください」と、用件が続くこともあります。何を頼まれたのか聞き、今すぐできないときは時期を相談します。聞き取れなかったときは「もう一度お願いします」と聞き返します。

用件を聞き、時期を相談する
言い方使う場面・次の行動
ちょっと待まってください

あいさつの返事の後、用件が続くとき。
この資料しりょうだけ確認かくにんしてもらえますか

帰り際に資料の確認を頼まれた例。
どの資料しりょうですか

何の話か分からないとき。
明日あしたの朝あさでもいいですか

今すぐ対応できず、時期を相談したいとき。
明日あしたの朝あさで大丈夫だいじょうぶです

時期の相談に、相手が「それでよい」と答える一言。

「明日の朝で大丈夫です」と言われたら、その予定を確認します。今必要だと言われた場合も、自分が対応できる時間を伝え、誰がどう進めるかを相談しましょう。帰りのあいさつに返事をしただけで、新しい仕事を引き受けたことにはなりません。

帰る人と残る人を入れ替えて練習する

自分が帰るとき/同僚が先に帰るとき、何と言う?

自分が帰るなら「お先に失礼します」。同僚が「お先に失礼します」と言ったら「お疲れさまでした」と返します。昼休みに出て戻るなら「お昼に行ってきます」です。誰が、どこへ行くのかを考えて選びましょう。

出社と退勤の基本は、国際交流基金のいろどり入門・第1課でも音声で練習できます。解答の説明では、先に帰る人と残る人の言い方を分けています。

仕事で分からないことを聞くときは同僚に手助けを頼む会話、その日の予定を変えたいときは休みや早退の相談へ進めます。

時間帯で変わる基本のあいさつは、日常のあいさつ15表現で比べられます。