聞き返しで使う日本語

「ゆっくり話してください」を日本語で|聞き返し・書いてもらう頼み方

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30秒で分かる

話す速さについていけないときは「すみません。ゆっくり話してください」。一度聞き逃したなら「もう一度お願いします」。言葉の意味が分からなければ、その言葉を示して、簡単な言葉や文字での説明を頼みます。最後に、聞こえた時刻や場所を繰り返して確かめましょう。

カフェで道順を聞いているレオが、地図の分からない部分を指し、ハルにもう一度説明を頼んでいる。

お店で予約の時刻を説明されました。「三時」と聞こえた気もしますが、自信がありません。うなずいて終わらせる前に、時刻だけもう一度聞けます。全部を最初から説明してもらう必要はありません。

ゆっくり話してもらう/一部分を聞き返す/言葉が難しい/聞こえた内容を確認/返事と訂正。

「ゆっくり話してください」:速さを変えてもらう

相手が話している途中なら、まず「すみません」と声をかけます。「もう少し」を加えると、今より少し遅く話してほしいと伝わります。

相手に話す速さを落としてもらう
言い方使う場面・次の行動
ゆっくり話はなしてください

相手に、話す速さを落としてほしいと頼む。
もう少すこしゆっくり言いってください

話す速さについていけないとき。

「ゆっくり」は速さ、「話して」は「話す」の形を変えたもの、「ください」はお願いを表します。「言ってください」は、今の言葉や説明をもう一度言ってもらう場面でも使えます。二つの使い方は重なるので、まず言いやすい一つを覚えましょう。

「もう一度お願いします」:聞き逃した部分を聞く

電車の音で最後だけ聞こえなかった、駅名を聞き逃した、という場合です。聞き直したい部分が分かれば、その部分を先に言います。

全部ではなく、一部分だけでも頼める
言い方使う場面・次の行動
もう一度いちどお願ねがいします

聞き逃したので、もう一回言ってほしいとき。
最後さいごの言葉ことばをもう一度いちどお願ねがいします

最後の一言だけ聞き取れなかったとき。
駅えきの名前なまえをもう一度いちどお願ねがいします

乗り換える駅など、駅名だけ聞き逃したとき。

「駅の名前をもう一度お願いします」と言えば、相手は駅名を繰り返せます。もう一回聞いても意味が分からないなら、同じお願いを繰り返すだけでなく、次の表現も使ってみましょう。

遅く話してもらっても、言葉の意味が分からないとき

言葉を知らない場合、速度を落としても理解できるとは限りません。分からない言葉を示して、言い換えや文字での説明を頼めます。

分からないところと、助けてほしい方法を伝える
言い方使う場面・次の行動
よく分わかりません

聞こえていても、意味がよく分からないとき。
この言葉ことばが分わかりません

紙や画面の、分からない言葉を指して伝える。
書かいていただけますか

名前や時刻など、文字で見たいとき。
簡単かんたんな言葉ことばでお願ねがいします

速度より、使われている言葉が難しいとき。

紙や画面があれば、その言葉を指しながら「この言葉が分かりません」と言えます。書いてもらう場合は、手元のメモや入力できる画面を用意すると伝わりやすくなります。

「三時ですね」:聞こえた内容を確かめる

聞き直した後、次の行動に必要な一つを繰り返します。時刻なら「三時ですね」、出口なら「東口ですね」です。相手の返事まで聞いてから動きましょう。

聞こえた場所・時刻・方向を確認する
言い方使う場面・次の行動
東口ひがしぐちですね

出口が東口だと聞こえたときに確かめる。
三時さんじですね

時刻が三時だと聞こえたときに確かめる。
右みぎですね

右へ進むと聞こえたときに確かめる。
ここですか

地図や場所を指して、ここで合っているか聞く。

「ですね」は、自分が聞いた内容を相手と確かめ合う言い方です。まだ何も聞き取れていないなら、適当に候補を言うのではなく、もう一度聞くか、文字で示してもらいます。

相手の返事を聞き、違っていたら言い直す

相手は内容を繰り返したり、どこが分からないか聞いたり、書くことを提案したりします。「書きましょうか」と言われて頼みたい場合は、「はい、お願いします」と返せます。

繰り返し・質問・書く提案への返事
言い方使う場面・次の行動
東口ひがしぐちです

相手が出口の名前を答えた例。
三時さんじです

相手が時刻を答えた例。
どこが分わかりませんか

相手から、どの部分が分からないか聞かれた例。
書かきましょうか

書いて説明しようか、と提案された例。
はい、お願ねがいします

「書きましょうか」と提案され、お願いしたいとき。

「三時ですね」と確認したら、「いいえ、三時半です」と訂正される場合もあります。「半」は三十分です。訂正された内容を、改めて確かめましょう。

合っている場合と、訂正された場合
言い方使う場面・次の行動
はい、そうです

確かめた内容が合っているときの返事の例。
いいえ、三時半さんじはんです

三時ではなく三時半だと、相手に訂正された例。
三時半さんじはんですね

訂正された時刻を、改めて確かめる。

お店の予約時刻を聞き直す練習

「三時」と聞こえたのに、実際は「三時半」。どう確かめる?

「すみません。もう一度お願いします」と頼み、聞こえた時刻を「三時ですね」と確認します。相手が「いいえ、三時半です」と訂正したら、「三時半ですね」と言い直します。合っていると確認できたら、お礼を伝えます。

分からなかったのは速さか、聞き逃した一言か、知らない言葉か。まず一つ選んで頼み、返ってきた内容を確かめてみましょう。

出口や道順を確かめる会話は道案内のレッスン、聞こえた金額を確認する練習は値段を聞く会話へ。