値段の確認で使う日本語
「これはいくらですか」|値段を聞く日本語
30秒で分かる
商品を一つ指して「これはいくらですか」と聞きます。「千二百円です」と返されたら「千二百円ですね」と確認しましょう。数字が聞き取れなければ、もう一度言ってもらうか「金額を書いてもらえますか」と頼めます。分かった金額を予算と比べて、買うかどうか決めます。

質問の形/一つ分かセットか/金額の読み方/訂正と聞き直し/数字を見せてもらうへ進めます。
「これはいくらですか」で、一つの商品の値段を聞く
「これ」は自分の近くのもの、「は」は話題、「いくら」は金額を尋ねる言葉です。「ですか」で丁寧な質問になります。この「は」は「わ」と発音します。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| これはいくらですか | 自分の近くの商品を一つ指して聞く。 |
| これ、いくらですか | 会話で「は」を省いた形。意味は同じ。 |
| それはいくらですか | 店員の近くにあるものを指して聞く。 |
| このカップはいくらですか | 似た品が並んでいて、指すだけでは分かりにくいときに品名を加える。 |
「この」は後ろに名詞を置く形です。「このカップ」と言います。「これ」はそれだけでも品物を指せます。距離による使い分け全体は、これ・それ・あれのレッスンで扱います。
表示された価格が、一つ分かセットかを確かめる
同じ売場にいくつかの値札があるときは、聞いた金額が何の値段かも確認します。ペアやセットの表示を、一つ分の値段だと思い込まないようにしましょう。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| これは一つの値段ですか | 示された金額が一つ分かを聞く。 |
| セットの値段です | セット全体の価格だという返答。セットに入るものも指して確かめる。 |
| 税込みですか | 示された金額に税が含まれているか尋ねる。 |
| 税込みで千二百円です | 税を含めて1,200円だという返答例。 |
「税込」は税を含む表示、「税別」は税を含まない表示です。分からない表示があれば、実際にその商品へ払う金額を店員に確認してください。複数の買い物の合計や支払い方は、買い物で使う日本語で扱います。
「円」の前にある数字を、一つの金額として聞く
「千二百円です」は1,200円です。返答が「千二百円」だけでも金額は同じです。「です」の有無より、円の前にある数字に注意します。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| 千二百円です | 1,200円。丁寧な返答。 |
| 千二百円 | 1,200円。「です」を付けずに金額だけ答える例。 |
| 千二百円になります | 1,200円。店員がよく使う終わり方。金額は同じ。 |
三百・六百・八百・三千・八千は、音が変わる
数字を一つずつつなぐだけでは読めない形があります。次の表では、かなを見ながら金額全体を声に出してみてください。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| 三百円 | 300円。「さんひゃく」ではなく「さんびゃく」。 |
| 六百円 | 600円。「ろっぴゃく」。 |
| 八百円 | 800円。「はっぴゃく」。 |
| 三千円 | 3,000円。「さんぜん」。 |
| 八千円 | 8,000円。「はっせん」。800円との違いも聞く。 |
| 一万円 | 10,000円。日本語では「万」の単位を使う。 |
| 一万二千円 | 12,000円。1,200円の「せんにひゃく」と区別する。 |
「ですね」で確かめ、違う金額なら聞き直す
「千二百円ですね」は、聞いた金額が正しいか確かめる言い方です。店員が「はい」と言うか、別の金額に直すかまで聞いてください。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| 千二百円ですね | 1,200円と聞こえた場合の確認。 |
| はい、千二百円です | 1,200円で正しいという返答。 |
| いいえ、一万二千円です | 12,000円へ訂正された例。最初に聞いた金額のまま判断しない。 |
| 一万二千円ですね | 訂正された12,000円を言い返して確認する。 |
| すみません。もう一度お願いします | 金額を聞き取れなかったとき。 |
| もう少しゆっくりお願いします | 速くて分からない場合に、ゆっくり言ってもらう。 |
聞き返しても分からなければ、数字を見せてもらう
繰り返してもらっても、まだ分からないことはあります。その場合は値札や書いた数字を見て、商品と金額を一緒に確認しましょう。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| 金額を書いてもらえますか | 数字を書いてもらう。紙などを示すと伝えやすい。 |
| 値札を見せてもらえますか | 価格が書かれた札を見せてもらう。 |
| この金額ですね | 書かれた数字を指して確認する。 |
確認した金額を、自分の予算と比べる
このレッスンのLeoは、買い物の上限を1,000円と決めていました。欲しいカップは1,200円。価格を確認できたので、「今回はやめておきます」と言って、その日は買わずに店を出ます。値段を聞くことは、購入を決めることではありません。
商品・金額・自分の予算がそろったら、買うか見送るかを選びます。見送る言い方や会計への進み方は、買い物の日本語で練習できます。
値段の聞き取りを、三通りで練習する
まず、目の前のものを一つ選び、練習用の予算を決めます。相手役には、その商品の価格を次の方法で答えてもらってください。
- 「千二百円です」と答えてもらい、金額を言い返す。
- 自分が1,200円だと思ったところで、相手に「いいえ、一万二千円です」と訂正してもらう。新しい金額を確認する。
- 音だけでは分からない設定で、数字を書いてもらう。対象の商品と金額を確かめる。
それぞれ、確認した金額が自分の予算に収まるかを考えます。「自分でできる」「表を見ればできる」「もう一度練習する」のどれでしたか。数字を推測で決めず、使える情報として確かめられれば成功です。