仕事の手助けで使う日本語
仕事の手助けを頼む日本語|同僚への聞き方・忙しいときの返事
「今、少しいいですか」で相手の都合を聞き、何を手伝ってほしいか伝えます。やり方を知りたいなら「教えていただけますか」、一緒に作業してほしいなら「手伝っていただけますか」が使えます。相手が忙しければ別の時間や聞ける人を確認し、最後に誰が何をするかを合わせます。

相手の都合/頼む内容/分からない所/相手の返事/聞き直す/次の行動へ進めます。
仕事の手助けを頼む日本語:今、話せるかを聞く
忙しそうな同僚に話しかけるなら、まず今よいかを聞きます。「少し」では必要な時間が分からない場合は、五分ほどなど、見込みを添えます。予定より長くなりそうなら、そのまま続けてよいか確かめましょう。チャットで頼むときは、「お疲れさまです」と書き始めて、同じお願いを続けます。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| 今、少しいいですか | 今、話してもよいかを聞く。 |
| 少し手伝っていただけますか | 丁寧に手助けを頼む。続けて頼みたい作業を伝える。 |
| はい、どうしましたか | 相手の返事。今、話せるという合図。続けて用件を伝える。 |
| 今は難しいです | 相手の返事。今は対応できないという意味で使われる。 |
| 後でもいいですか | 相手の返事。今は無理なので後にしたいという意味。「はい」と答えて時間を決める。 |
| いつなら大丈夫ですか | 別の時間なら手伝えるか聞く。 |
| 五分ほどお時間をいただけますか | 必要な時間の見込みを添えて聞く。 |
| 今日の三時はいかがですか | 別の時刻を提案する。午前・午後も必要に応じて確かめる。 |
| ほかに聞ける方はいますか | 相手が対応できない場合に、別の人を紹介してもらう。 |
「今は難しいです」は、仕事の内容が難しいという意味とは限りません。今は時間が取れないという返事として聞いたら、同じお願いを繰り返すより、いつならよいか、誰に聞けるかを確かめます。急ぎなら締切も伝え、対応の順番を担当者に相談してください。
教えてほしい・見てほしい・一緒にしてほしいを分ける
説明を聞けば自分で進められるのか、一度見本を見たいのか、作業を一緒にしてほしいのかを伝えます。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| やり方を教えていただけますか | 進め方が分からず、説明してほしいとき。 |
| この部分を確認していただけますか | 自分が進めた部分を見てほしいとき。何を確かめてほしいかも添える。 |
| この箱を運ぶのを手伝っていただけますか | 箱を運ぶ作業を一緒にしてほしいと伝える。運ぶ先も示す。 |
| 一度やって見せていただけますか | 実際のやり方を一度見せてほしいとき。 |
| 例を見せていただけますか | 記入例や完成例などを見せてもらいたいとき。 |
「手伝ってください」も使えますが、この記事では丁寧にお願いする「〜ていただけますか」を中心に練習します。相手との関係や職場の話し方に合わせて使ってください。
できたところと、分からないところを示す
資料や画面を見せながら、どこまでできたかを伝えます。「全部分かりません」と感じていても、一つずつ見ると、できた部分が見つかるかもしれません。本当に始め方から分からないなら、そのことを伝えて構いません。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| ここまでできました | 済んだところを示す。 |
| この欄が分かりません | 入力や記入が分からない欄を示す。 |
| このエラーが出ます | 実際の表示と、何をしたときに出たかを伝える。 |
| 片道ですか、往復ですか | 交通費の申請書などで、片道か往復かを聞く。 |
| どこから始めればいいか分かりません | 作業の最初の一歩から教えてほしいと伝える。 |
見本・確認・別の担当者・別の時間という返事を聞く
相手がしてくれることを聞き取ります。「例を見せます」なら見本を見せる、「ここは私が確認します」ならその部分を確かめるという意味です。どちらも、仕事全体を代わりに完成させるとは限りません。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| 例を見せます | 相手の返事。見せてもらった例で、自分の作業を進める。 |
| ここは私が確認します | 相手がどの部分を確認するか聞く。残りの作業の担当も確かめる。 |
| 先に担当者に聞いてください | まず担当者への確認が必要という返事。 |
| 三時に一緒に見ましょう | 相手から時間の提案。日付・午前午後・見る資料を確かめる。 |
| 担当者はどなたですか | 誰に聞けばよいか分からないときに使う。 |
説明を聞いても分からなければ、もう一度聞く
うなずいただけでは、相手は理解できたと思うかもしれません。速くて聞き取れなかったのか、途中の操作が分からないのかを伝え、必要なところをもう一度見せてもらいましょう。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| もう一度説明していただけますか | 分からなかった部分を示して、説明を頼む。 |
| もう少しゆっくりお願いします | 話す速さや見せる動作が速いときに使う。 |
| ここまで合っていますか | 教わったとおりに途中まで進め、合っているか確認する。 |
「ゆっくり」は説明の速度や動作へのお願いです。締切を延ばしてほしい場合は、締切を相談する日本語で日付と作業量を別に話します。
次に誰が何をするかを確かめ、お礼を伝える
Mayaが午後三時までに交通費の区間欄を確認し、Leoが午後五時までに申請書を仕上げて送る。そんなふうに、誰が何をいつまでにするかを短く確認します。「確認します」を「承認します」や「全部やります」と読み替えないことが大切です。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| 次は私がやります | 教わった後の作業は自分で進めると伝える。 |
| ここだけお願いできますか | 相手にお願いしたい範囲を示す。 |
| 終わったら連絡します | 自分の作業が済んだら知らせると伝える。 |
| 今日の五時までですね | 期限を繰り返して確かめる。必要なら午後五時と明確にする。 |
| この変更は担当者にも確認しますか | 作業範囲や予定が変わる場合に、担当者への確認が必要か聞く。 |
| 例を見せてくれて、ありがとうございました | 話しやすい同僚などへ、何が助かったかを添えてお礼を言う。 |
| おかげでできました | 助けてもらって作業を終えられたと伝える。 |
| 助かりました | 手伝ってもらった直後に言う、短いお礼。 |
困っている場所を示し、続きを自分で進める練習
「今、少しいいですか。交通費の申請書の『区間』の欄が分かりません。例を見せていただけますか。— はい。この例を見てください。— ありがとうございます。この例を参考に、自分で記入します。」
今度は、相手が「今は難しいです」や「後でもいいですか」と答えた場合を考えてみましょう。別の時間を聞くか、ほかに聞ける人を確かめます。
頼まれた仕事を言い直して確かめるなら指示の確認、期限を決めるなら仕事の締切、作業が済んだら完了報告へ進めます。
出社や退勤の一言は、職場のあいさつで場面別に練習できます。