仕事の指示確認で使う日本語
仕事の指示を確認する日本語|担当・数量・順番と言い直し
仕事の指示が曖昧なときは「確認させてください」と切り出し、「提案書は私が直すんですね」のように、資料の名前と自分がすることを言い直します。相手に訂正されたら、その内容でもう一度確認してから始めましょう。全部を長い一文にせず、担当、締切、渡す相手を一つずつ聞いて大丈夫です。

確認の一言/資料の担当/印刷部数/変更/送る資料/食い違う指示。
仕事の指示を確認する日本語:まず一つ聞き直す
内容は聞こえたけれど、自分の理解に自信がない。そのときは「確認させてください」が使えます。そもそも言葉が聞き取れなかったなら、「もう一度お願いします」と頼んでから確かめましょう。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| 確認させてください | 指示を言い直す前の一言。 |
| すみません、もう一度お願いします | 内容が聞き取れず、もう一度聞きたいとき。 |
| メモしてもいいですか | 説明を聞きながらメモを取りたいとき。 |
提案書を直すのは自分、見積書を確認するのは誰?
提案書は、仕事の内容や進め方を提案する資料。見積書は、その仕事にかかる金額を示す資料です。この練習では、二つを別のファイルとして扱います。
レオはマヤから、二つの資料について説明を受けています。二人で資料の準備を分担しています。
- マヤ:「提案書は今日中に直してください。見積書は明日、私が確認します。」
- レオ:「見積書も私が確認しますか。」
- マヤ:「見積書は私が確認します。レオさんは提案書をお願いします。」
- レオ:「分かりました。提案書を今日中に直して、マヤさんに送ります。」
レオは、聞き取れなかった担当だけを質問しました。マヤの「私」はマヤ自身を指します。メモを取るなら「提案書の修正:レオ、今日中」「見積書の確認:マヤ、明日」と名前で分けると、後から読んでも担当が分かります。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| 提案書は私が直すんですね | 自分の担当が提案書の修正かを確かめる。 |
| はい、お願いします | 言い直した内容で合っているときの相手の返事。作業を始めてよい。 |
| 見積書も私が確認しますかみつもりしょも わたしが かくにんしますか | もう一つの資料も自分が担当するのか聞く。 |
| 見積書は私が確認します | 相手の返事。この「私」は話している相手。 |
| 今日の五時までで合っていますか | 聞いた締切の時刻を確かめる。 |
| 直したら、マヤさんに送ればいいですか | 作業が終わった後、誰に渡すかを聞く。 |
| はい、合っています | 復唱した内容で正しいという相手の返答。例えば、聞き取った締切を「今日の五時までで合っていますか」と確かめたとき。 |
「直す」は内容を変えること。「確認する」は、内容が合っているかなどを確かめることです。確認だけ頼まれたのに、自分の判断で書き換えてよいとは限りません。直す必要がありそうなら、まず相手に伝えます。
「今日中」としか聞いていないときは「何時までですか」と聞きます。「五時までで合っていますか」は、五時だと聞いた、またはそう理解した場合の確認です。
会議資料を印刷する前に「十部でいいですか」
次は、会議用の資料を印刷する場面です。「十」と聞こえたけれど、部数に自信がありません。印刷ボタンを押す前に聞くと、十二部だと分かりました。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| 会議の資料は十部でいいですか | 会議に何組の資料を用意するかを聞く。 |
| いいえ、十二部お願いします | 相手が部数を訂正する返事。 |
| 十二部ですね。分かりました | 訂正された数を言い直してから印刷する。 |
| 表紙も印刷しますか | 一組に含めるページを確かめる。 |
**一部は、資料一組のことです。**三ページの資料を十二部頼まれたら、三ページそろった物を十二組用意します。十二ページだけ印刷するという意味ではありません。両面印刷など、印刷方法まで分からなければ別に確認します。
「いいえ」の後には、直すべき数や内容が続くことがあります。「十二部ですね」と言い直せば、訂正を聞き取れたことも相手に伝わります。
「印刷は明日の朝に」と言われたら、部数も確かめる
会議の開始時刻が変わり、今日のうちにする予定だった印刷が明日の朝になりました。作業する時期が変わったと分かっても、資料の数まで変わるのかは別の話です。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| 明日の朝に変更ですね | 印刷する時期が今日から明日へ変わったとき。 |
| 部数は十二部のままでいいですか | 日時が変わっても、数は同じかを聞く。 |
| はい、部数は変わりません | 数はそのままだという返事。 |
「明日の朝」の具体的な時刻が分からなければ、続けて聞きます。自分のメモも書き直し、印刷を頼んでいた人がほかにいれば、変更を知らせましょう。
メールに付けるのは「見積書だけ」か「見積書も」か
提案書を送る準備をしているとき、見積書について追加の指示を受けました。「だけ」「も」「まだ送らない」で、メールに付ける物が変わります。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| 見積書だけ送ってください | 送るのは見積書だけという指示。 |
| 見積書も送ってくださいみつもりしょも おくって ください | 先に指定された物に見積書を加える指示。 |
| 見積書はまだ送らないでください | 見積書の送信は待つという指示。 |
| 提案書と見積書を送るんですね | 送る二つの資料を、名前で言い直す。 |
| 確認が終わるまで、送らずに待ちます | 確認が済むまで送らないという指示を受けたとき。 |
| 送ってもいいときに、教えてもらえますか | 送信してよいか、自分では判断できないとき。 |
短い言葉で送る物が変わる
| 聞こえた指示 | この場面で送る物 | 確かめること |
|---|---|---|
| 見積書だけ送ってください | 見積書だけ | 先に予定していた提案書は付けないという理解でよいか |
| 見積書も送ってください | 提案書と見積書 | 二つとも送付できる状態か |
| 見積書はまだ送らないでください | 見積書の送付を待つ | 提案書は先に送ってよいか |
練習:提案書を送る予定で「見積書も送ってください」と言われたら?
提案書と見積書の二つを送ります。「提案書と見積書を送るんですね」と、資料名を言って確かめられます。「見積書だけ」なら見積書のみです。「まだ送らない」と言われた場合は、いつ送ってよいかも確認します。
昨日は「今日中」、今は「明日」。どちらか迷ったら
昨日は今日中に送ると聞いたのに、別の人からは明日でよいと言われました。「前と違います」だけでなく、いつといつの話なのかを伝えます。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| 昨日は今日中と聞きましたが、明日でいいですか | 前の指示と今の指示の違いを具体的に言う。 |
| 担当者に確認してから進めますたんとうしゃに かくにんしてから すすめます | その場の相手も判断できないとき。 |
「明日で大丈夫です」と確認できたら、送付予定を明日に直します。相手も分からないなら、締切を判断できる担当者に聞きます。
練習:自分の作業だけを短く言い直す
提案書は自分が今日中に修正し、マヤへ送る。見積書はマヤが明日確認する、と分かりました。自分の次の作業を一言で伝えてみてください。
答えの例を見る
分かりました。提案書を今日中に直して、マヤさんに送ります。
見積書の確認まで引き受ける必要はありません。担当と、今からすることが伝われば十分です。
進め方が分からないときは仕事の手助けを頼む会話、日時を詳しく決めるときは締切の確認、作業が済んだ後は完了報告へ進めます。