日常のあいさつで使う日本語

日本語のあいさつ15選|朝・昼・夜、職場と家での使い分け

更新日:

30秒で分かる

朝は「おはようございます」、昼間は「こんにちは」、夕方から夜は「こんばんは」が基本です。親しい人には「おはよう」と短く言えます。まず時間帯を見て、相手との関係や、その場所でよく使われる言い方に合わせましょう。

朝の光が入るカフェの入口で、レオとハルが短いあいさつを交わしている。

朝、いつものカフェで顔見知りの店員と目が合いました。午後はマンションの入口で近所の人に会い、夜には同じ店員を店の外で見かけます。同じ相手でも、会う時間によってあいさつを変えられます。

朝・昼・夜/初対面/職場/家/別れ。

日本語のあいさつ:朝・昼・夜と、親しさで選ぶ

よく知らない相手には、朝なら「おはようございます」を使います。「おはよう」は、親しい友人や家族に使う短い形です。相手が「おはよう」と言っても、こちらまで必ず短い形にする必要はありません。

まず覚える時間帯のあいさつ
言い方使う場面・次の行動
おはようございます

朝、顔見知りの店員や近所の人へ。丁寧なあいさつ。
おはよう

朝、親しい友人や家族へ。
こんにちは

昼間、近所の人などと顔を合わせたとき。最後の「は」は「わ」と読む。
こんばんは

夕方から夜、人と会ったとき。最後の「は」は「わ」と読む。

何時何分から必ず「こんにちは」に変える、という全国共通の境目はありません。時間帯に加えて、その場所の習慣も手掛かりになります。シフトを始めるときに、午後でも「おはようございます」と言う職場もあります。

「こんにちは」「こんばんは」の最後は、書くときは「は」、読むときは「わ」です。「こんにちわ」「こんばんわ」ではなく、言葉全体で覚えましょう。

相手には、何と返せばいい?

「おはようございます」と言われたら「おはようございます」、「こんにちは」には「こんにちは」と、同じあいさつを返せます。相手が別のあいさつをしても、その場で正解を決めようとせず、返事を聞いて会話を続けましょう。

カフェの例は、顔見知りの店員に声をかける場面です。入店時に店員から「いらっしゃいませ」と声をかけられたときは、その言葉をそのまま言い返す必要はありません。目を合わせて軽く会釈することもできます。

初めて会う人には「はじめまして」

初対面の人を紹介してもらったら、「はじめまして」と言ってから自分の名前を伝え、最後に「よろしくお願いします」を添えます。すでに知っている人へ、毎回「はじめまして」と言う必要はありません。

自己紹介の始まりと終わり
言い方使う場面・次の行動
はじめまして

初めて会う人への、自己紹介の始まり。
よろしくお願ねがいします

初めての自己紹介の終わりに。相手も同じ言葉を返せる。

相手も「よろしくお願いします」や「こちらこそ、よろしくお願いします」と返せます。この言葉は、使う場面で意味が変わります。ここでは、これからの関係を始める一言です。名前や出身なども話す練習は、自己紹介のレッスンへ。

職場では「お疲れさまです」と、帰るときのあいさつ

同僚と廊下で会ったときや、仕事を終えて帰るときに使われる表現です。まずは、自分の職場で誰にどう言っているかを聞いてみましょう。

日中と退勤の短いやり取り
言い方使う場面・次の行動
お疲つかれさまです

日中、同じ職場の人に声をかけるときなど。
お先さきに失礼しつれいします

ほかの人がまだ働いていて、自分が先に帰るとき。
お疲つかれさまでした

帰る同僚への返事や、仕事・作業を終えた相手への一言。

自分が「お先に失礼します」と言って帰り、残っている同僚が「お疲れさまでした」と返す組み合わせです。「お疲れさまです」は、相手が疲れていると決めつける言葉ではありません。

社内のあいさつを、お客様や取引先にも同じように使えるとは限りません。初出勤や昼休みなど、詳しい使い分けは職場のあいさつで練習できます。

家では、出る人と見送る人で言葉が違う

家族など、一緒に暮らす人との基本のやり取りです。出かけるときと帰ってきたときは、同じ言葉を返すのではなく、役割に合う言葉を選びます。

出かけるときと、帰ってきたとき
言い方使う場面・次の行動
行いってきます

家を出て、また戻ってくる人が言う。
行いってらっしゃい

出かける人を見送る側が返す。
ただいま

家に帰ってきた人が言う。
おかえりなさい

帰ってきた人を迎える側が返す。

自分が出かけるなら「行ってきます」、家にいる側なら「行ってらっしゃい」。帰ってきたら「ただいま」、迎える人は「おかえりなさい」です。「行ってきます」には、また戻ってくるという気持ちが含まれます。

ホテルの受付や店でも似たやり取りを聞くことがありますが、この表は一緒に暮らす人との場面です。どんな場所でも、入るときは「ただいま」と言うわけではありません。

別れるときは「じゃあ、また」?「さようなら」?

親しい友人と、また会うつもりで別れるなら「じゃあ、また」と言えます。「さようなら」は別れの言葉ですが、大人同士の日常の別れで、毎回使うとは限りません。

相手との関係に合わせる別れの言葉
言い方使う場面・次の行動
じゃあ、また

親しい人との、次にまた会うつもりでの別れ。
さようなら

別れのあいさつ。日常のすべての別れで使う決まりではない。

「じゃあ、また」は親しい相手向けです。職場を先に出るなら、前の表の「お先に失礼します」のように、その場に合った言い方を選びます。

カフェ・近所・夜の道で、あいさつを選ぶ

朝8時半、まだあまり親しくないカフェの店員に声をかけるなら?

「おはようございます」と短く言い、相手の返事を聞きます。同じ朝でも、相手が親しい友人なら「おはよう」に変えられます。

午後、マンションの入口で近所の人と会ったら?

「こんにちは」とあいさつできます。相手も「こんにちは」と返したら、その短いやり取りだけで終わってもかまいません。

夜、カフェの店員と店の外で顔を合わせたら?

「こんばんは」。朝と同じ相手でも、今の時間に合わせて選びます。

あいさつから名前を伝える会話へ進むなら自己紹介、助けてもらった後のお礼ならありがとうの使い分けへ。