日常のあいさつで使う日本語
日本語のあいさつ15選|朝・昼・夜、職場と家での使い分け
朝は「おはようございます」、昼間は「こんにちは」、夕方から夜は「こんばんは」が基本です。親しい人には「おはよう」と短く言えます。まず時間帯を見て、相手との関係や、その場所でよく使われる言い方に合わせましょう。

朝、いつものカフェで顔見知りの店員と目が合いました。午後はマンションの入口で近所の人に会い、夜には同じ店員を店の外で見かけます。同じ相手でも、会う時間によってあいさつを変えられます。
日本語のあいさつ:朝・昼・夜と、親しさで選ぶ
よく知らない相手には、朝なら「おはようございます」を使います。「おはよう」は、親しい友人や家族に使う短い形です。相手が「おはよう」と言っても、こちらまで必ず短い形にする必要はありません。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| おはようございます | 朝、顔見知りの店員や近所の人へ。丁寧なあいさつ。 |
| おはよう | 朝、親しい友人や家族へ。 |
| こんにちは | 昼間、近所の人などと顔を合わせたとき。最後の「は」は「わ」と読む。 |
| こんばんは | 夕方から夜、人と会ったとき。最後の「は」は「わ」と読む。 |
何時何分から必ず「こんにちは」に変える、という全国共通の境目はありません。時間帯に加えて、その場所の習慣も手掛かりになります。シフトを始めるときに、午後でも「おはようございます」と言う職場もあります。
「こんにちは」「こんばんは」の最後は、書くときは「は」、読むときは「わ」です。「こんにちわ」「こんばんわ」ではなく、言葉全体で覚えましょう。
相手には、何と返せばいい?
「おはようございます」と言われたら「おはようございます」、「こんにちは」には「こんにちは」と、同じあいさつを返せます。相手が別のあいさつをしても、その場で正解を決めようとせず、返事を聞いて会話を続けましょう。
カフェの例は、顔見知りの店員に声をかける場面です。入店時に店員から「いらっしゃいませ」と声をかけられたときは、その言葉をそのまま言い返す必要はありません。目を合わせて軽く会釈することもできます。
初めて会う人には「はじめまして」
初対面の人を紹介してもらったら、「はじめまして」と言ってから自分の名前を伝え、最後に「よろしくお願いします」を添えます。すでに知っている人へ、毎回「はじめまして」と言う必要はありません。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| はじめまして | 初めて会う人への、自己紹介の始まり。 |
| よろしくお願いします | 初めての自己紹介の終わりに。相手も同じ言葉を返せる。 |
相手も「よろしくお願いします」や「こちらこそ、よろしくお願いします」と返せます。この言葉は、使う場面で意味が変わります。ここでは、これからの関係を始める一言です。名前や出身なども話す練習は、自己紹介のレッスンへ。
職場では「お疲れさまです」と、帰るときのあいさつ
同僚と廊下で会ったときや、仕事を終えて帰るときに使われる表現です。まずは、自分の職場で誰にどう言っているかを聞いてみましょう。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| お疲れさまです | 日中、同じ職場の人に声をかけるときなど。 |
| お先に失礼します | ほかの人がまだ働いていて、自分が先に帰るとき。 |
| お疲れさまでした | 帰る同僚への返事や、仕事・作業を終えた相手への一言。 |
自分が「お先に失礼します」と言って帰り、残っている同僚が「お疲れさまでした」と返す組み合わせです。「お疲れさまです」は、相手が疲れていると決めつける言葉ではありません。
社内のあいさつを、お客様や取引先にも同じように使えるとは限りません。初出勤や昼休みなど、詳しい使い分けは職場のあいさつで練習できます。
家では、出る人と見送る人で言葉が違う
家族など、一緒に暮らす人との基本のやり取りです。出かけるときと帰ってきたときは、同じ言葉を返すのではなく、役割に合う言葉を選びます。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| 行ってきます | 家を出て、また戻ってくる人が言う。 |
| 行ってらっしゃい | 出かける人を見送る側が返す。 |
| ただいま | 家に帰ってきた人が言う。 |
| おかえりなさい | 帰ってきた人を迎える側が返す。 |
自分が出かけるなら「行ってきます」、家にいる側なら「行ってらっしゃい」。帰ってきたら「ただいま」、迎える人は「おかえりなさい」です。「行ってきます」には、また戻ってくるという気持ちが含まれます。
ホテルの受付や店でも似たやり取りを聞くことがありますが、この表は一緒に暮らす人との場面です。どんな場所でも、入るときは「ただいま」と言うわけではありません。
別れるときは「じゃあ、また」?「さようなら」?
親しい友人と、また会うつもりで別れるなら「じゃあ、また」と言えます。「さようなら」は別れの言葉ですが、大人同士の日常の別れで、毎回使うとは限りません。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| じゃあ、また | 親しい人との、次にまた会うつもりでの別れ。 |
| さようなら | 別れのあいさつ。日常のすべての別れで使う決まりではない。 |
「じゃあ、また」は親しい相手向けです。職場を先に出るなら、前の表の「お先に失礼します」のように、その場に合った言い方を選びます。
カフェ・近所・夜の道で、あいさつを選ぶ
朝8時半、まだあまり親しくないカフェの店員に声をかけるなら?
「おはようございます」と短く言い、相手の返事を聞きます。同じ朝でも、相手が親しい友人なら「おはよう」に変えられます。
午後、マンションの入口で近所の人と会ったら?
「こんにちは」とあいさつできます。相手も「こんにちは」と返したら、その短いやり取りだけで終わってもかまいません。
夜、カフェの店員と店の外で顔を合わせたら?
「こんばんは」。朝と同じ相手でも、今の時間に合わせて選びます。
あいさつから名前を伝える会話へ進むなら自己紹介、助けてもらった後のお礼ならありがとうの使い分けへ。