自己紹介で使う日本語
日本語の自己紹介|名前・出身・趣味を短く伝えて会話を続ける
初めて会う人には「はじめまして。レオです。写真が好きです。よろしくお願いします」のように、名前と話題を一つ伝えます。長い経歴を話す必要はありません。言い終えたら相手の返事を待ち、聞かれたことに短く答えましょう。

地域の写真イベントへ初めて参加しました。隣の参加者と話したいけれど、出身、仕事、趣味を全部説明しようとすると途中で止まってしまいます。まずは名前と「写真が好きです」だけでも、相手が話しかけるきっかけになります。
最初と最後のあいさつ/名前/話題を一つ/相手の名前/質問と返事。
日本語の自己紹介は、四つの短い文から
初対面のあいさつ、名前、話したいことを一つ、最後のあいさつ。この順なら、長い文章を組み立てなくても始められます。レオの例では「はじめまして。レオです。写真が好きです。よろしくお願いします」です。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| はじめまして | 初めて会う相手へのあいさつ。二回目から毎回言う言葉ではありません。 |
| よろしくお願いします | 自己紹介の最後に、これからの関係への気持ちを伝える。 |
| こちらこそ、よろしくお願いします | 相手のあいさつに、自分も同じ気持ちだと返す。 |
「よろしくお願いします」は、自己紹介だけでなく依頼や仕事でも使われます。ここでは「これからよろしく」というあいさつです。英語では “Nice to meet you” が自然な訳になりますが、場面が変われば訳も変わります。
相手が途中で返事をしたら、用意した文を最後まで言い切ろうとせず、その返事を聞きます。話題を一つ足すのは練習のためで、名前だけを伝える短いやりとりでも構いません。
「レオです」:自分の名前を伝える
名乗る場面だと分かっているので、名前に「です」を付けるだけでも伝わります。「私は」を入れても間違いではありません。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| レオです | 地域のイベントなどで、簡潔に名乗る。レオを自分の名前に替えて使います。 |
| 私はレオです | 「私は」を付けた形。自己紹介では省いても伝わることが多いです。 |
| レオと申します | より改まった言い方。仕事で初めて会う相手などに使います。 |
「です」の形を詳しく知りたい場合はですの使い方へ。日本語の名前を新しく作る必要はありません。名前のつづりや書き方を伝えたい場合は、名乗った後に画面やメモを見せられます。初日の職場でのあいさつは職場のあいさつへ。
出身・住んでいる場所・趣味から、話題を一つ選ぶ
写真イベントなら「写真が好きです」、日本語の交流会なら「日本語を勉強しています」。その場で話しやすく、自分が続けて話してもよいことを選びます。出身や仕事を全部説明する必要はありません。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| カナダから来ました | どこから来たかを伝える例。自己紹介では、出身を伝える意味でも使えます。 |
| ブラジル出身です | 出身地を伝える例。国名を自分の出身地に替えます。 |
| 今、東京に住んでいます | 出身地より、現在暮らしている地域を伝えたいとき。 |
| 会社員です | 仕事について、大まかに伝える例。会社名や詳しい経歴までは言わなくても構いません。 |
| 日本語を勉強しています | 日本語を学んでいると伝えたいとき。 |
| 写真が好きです | 写真に興味があると伝える。次の質問につながる話題です。 |
「カナダから来ました」は、言葉どおりなら「カナダからここへ来た」ですが、自己紹介では「カナダ出身です」に近い意味で使えます。旅行の移動経路を聞かれている場合は、出身地とは別です。いくつかの国や地域で暮らしたことがある人も、最初から全部説明しなくて大丈夫です。
相手の名前を聞く・聞き直す・確かめる
自分が名乗った後、相手も「田中です」と名乗るかもしれません。まだ名前が分からなければ聞けます。一度で聞き取れなかった場合は、もう一度お願いしてから、聞こえた名前を確かめましょう。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| お名前を伺ってもいいですか | まだ名前を知らない相手に、丁寧に聞く。 |
| お名前は? | 短い話し言葉の聞き方。自分が名乗った後に、語尾を上げて聞く。 |
| 田中です | 相手が自分の名前を答えた例。 |
| すみません、もう一度お願いします | 名乗ってもらったけれど、聞き取れなかったとき。 |
| 田中さんですね | 聞こえた名前を確認する。相手の名前に「さん」を付けています。 |
| はい、そうです | 確かめた名前が合っているときの、相手の返事の例。 |
この例では、自分は「レオです」と名乗り、相手には「田中さん」と呼びかけます。自分の名前に「さん」は付けません。名前が違っていたら、訂正された名前を聞いて確かめ直します。速くて分からないときはゆっくり話してもらう頼み方も使えます。
趣味や出身を聞かれたら、一つ答えて会話を返す
「写真が好きです」と話すと、「どんな写真が好きですか」と聞かれることがあります。自分が好きなものを一つ答えれば、長い説明を考えなくても返事になります。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| どんな写真が好きですか | 「写真が好きです」と話した後に、相手から聞かれた例。 |
| 街の写真が好きです | 街の写真が好きだと短く答える。 |
| カナダのどこですか | カナダから来たと話した後に、地域を聞かれた例。 |
| バンクーバーです | 自分に当てはまる場合の返事の例。町や地域の名前を替えて使います。 |
| 田中さんは、どんな写真が好きですか | 自分が答えた後、相手にも同じ話題を聞く。 |
| 花の写真が好きです | 質問を返した相手が、好きな写真を答えた例。 |
相手も同じ趣味とは限りません。返ってきた言葉を聞き、会話が続きそうなら質問します。受付の順番が来たり、イベントが始まったりしたら、無理に話を長く続ける必要はありません。
自分の名前と、話しやすい話題で練習する
まず「はじめまして」、自分の名前、話題を一つ、「よろしくお願いします」を声に出します。約20秒を目安に、急がず話せる長さにしてください。二つ目の話題があれば、次に聞かれたときのために取っておきましょう。
写真イベントで名乗った後、「どんな写真が好きですか」と聞かれたら?
「街の写真が好きです」と答える例があります。相手の名前が田中さんと分かっていれば、「田中さんは、どんな写真が好きですか」と質問を返せます。相手の答えまで聞くところを、一組の練習にしましょう。
初対面以外も含む日常のあいさつ、引っ越した先での近所へのあいさつ、助けてもらった後のありがとうの使い分けも続けて練習できます。