自己紹介で使う日本語

日本語の自己紹介|名前・出身・趣味を短く伝えて会話を続ける

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30秒で分かる

初めて会う人には「はじめまして。レオです。写真が好きです。よろしくお願いします」のように、名前と話題を一つ伝えます。長い経歴を話す必要はありません。言い終えたら相手の返事を待ち、聞かれたことに短く答えましょう。

地域イベントの入口で、短い自己紹介のメモとカメラを持つレオに、参加者が興味を持って振り向いている。

地域の写真イベントへ初めて参加しました。隣の参加者と話したいけれど、出身、仕事、趣味を全部説明しようとすると途中で止まってしまいます。まずは名前と「写真が好きです」だけでも、相手が話しかけるきっかけになります。

最初と最後のあいさつ/名前/話題を一つ/相手の名前/質問と返事。

日本語の自己紹介は、四つの短い文から

初対面のあいさつ、名前、話したいことを一つ、最後のあいさつ。この順なら、長い文章を組み立てなくても始められます。レオの例では「はじめまして。レオです。写真が好きです。よろしくお願いします」です。

初対面のあいさつと、それに返す一言
言い方使う場面・次の行動
はじめまして

初めて会う相手へのあいさつ。二回目から毎回言う言葉ではありません。
よろしくお願ねがいします

自己紹介の最後に、これからの関係への気持ちを伝える。
こちらこそ、よろしくお願ねがいします

相手のあいさつに、自分も同じ気持ちだと返す。

「よろしくお願いします」は、自己紹介だけでなく依頼や仕事でも使われます。ここでは「これからよろしく」というあいさつです。英語では “Nice to meet you” が自然な訳になりますが、場面が変われば訳も変わります。

相手が途中で返事をしたら、用意した文を最後まで言い切ろうとせず、その返事を聞きます。話題を一つ足すのは練習のためで、名前だけを伝える短いやりとりでも構いません。

「レオです」:自分の名前を伝える

名乗る場面だと分かっているので、名前に「です」を付けるだけでも伝わります。「私は」を入れても間違いではありません。

名前を伝える、短い形と改まった形
言い方使う場面・次の行動
レオです

地域のイベントなどで、簡潔に名乗る。レオを自分の名前に替えて使います。
私わたしはレオです

「私は」を付けた形。自己紹介では省いても伝わることが多いです。
レオと申もうします

より改まった言い方。仕事で初めて会う相手などに使います。

「です」の形を詳しく知りたい場合はですの使い方へ。日本語の名前を新しく作る必要はありません。名前のつづりや書き方を伝えたい場合は、名乗った後に画面やメモを見せられます。初日の職場でのあいさつは職場のあいさつへ。

出身・住んでいる場所・趣味から、話題を一つ選ぶ

写真イベントなら「写真が好きです」、日本語の交流会なら「日本語を勉強しています」。その場で話しやすく、自分が続けて話してもよいことを選びます。出身や仕事を全部説明する必要はありません。

相手が次の質問をしやすい、一つの話題
言い方使う場面・次の行動
カナダから来きました

どこから来たかを伝える例。自己紹介では、出身を伝える意味でも使えます。
ブラジル出身しゅっしんです

出身地を伝える例。国名を自分の出身地に替えます。
今いま、東京とうきょうに住すんでいます

出身地より、現在暮らしている地域を伝えたいとき。
会社員かいしゃいんです

仕事について、大まかに伝える例。会社名や詳しい経歴までは言わなくても構いません。
日本語にほんごを勉強べんきょうしています

日本語を学んでいると伝えたいとき。
写真しゃしんが好すきです

写真に興味があると伝える。次の質問につながる話題です。

「カナダから来ました」は、言葉どおりなら「カナダからここへ来た」ですが、自己紹介では「カナダ出身です」に近い意味で使えます。旅行の移動経路を聞かれている場合は、出身地とは別です。いくつかの国や地域で暮らしたことがある人も、最初から全部説明しなくて大丈夫です。

相手の名前を聞く・聞き直す・確かめる

自分が名乗った後、相手も「田中です」と名乗るかもしれません。まだ名前が分からなければ聞けます。一度で聞き取れなかった場合は、もう一度お願いしてから、聞こえた名前を確かめましょう。

初めて会った参加者の名前を確かめる
言い方使う場面・次の行動
お名前なまえを伺うかがってもいいですか

まだ名前を知らない相手に、丁寧に聞く。
お名前なまえは?

短い話し言葉の聞き方。自分が名乗った後に、語尾を上げて聞く。
田中たなかです

相手が自分の名前を答えた例。
すみません、もう一度いちどお願ねがいします

名乗ってもらったけれど、聞き取れなかったとき。
田中たなかさんですね

聞こえた名前を確認する。相手の名前に「さん」を付けています。
はい、そうです

確かめた名前が合っているときの、相手の返事の例。

この例では、自分は「レオです」と名乗り、相手には「田中さん」と呼びかけます。自分の名前に「さん」は付けません。名前が違っていたら、訂正された名前を聞いて確かめ直します。速くて分からないときはゆっくり話してもらう頼み方も使えます。

趣味や出身を聞かれたら、一つ答えて会話を返す

「写真が好きです」と話すと、「どんな写真が好きですか」と聞かれることがあります。自分が好きなものを一つ答えれば、長い説明を考えなくても返事になります。

自分が選んだ話題について、次の一往復を練習
言い方使う場面・次の行動
どんな写真しゃしんが好すきですか

「写真が好きです」と話した後に、相手から聞かれた例。
街まちの写真しゃしんが好すきです

街の写真が好きだと短く答える。
カナダのどこですか

カナダから来たと話した後に、地域を聞かれた例。
バンクーバーです

自分に当てはまる場合の返事の例。町や地域の名前を替えて使います。
田中たなかさんは、どんな写真しゃしんが好すきですか

自分が答えた後、相手にも同じ話題を聞く。
花はなの写真しゃしんが好すきです

質問を返した相手が、好きな写真を答えた例。

相手も同じ趣味とは限りません。返ってきた言葉を聞き、会話が続きそうなら質問します。受付の順番が来たり、イベントが始まったりしたら、無理に話を長く続ける必要はありません。

自分の名前と、話しやすい話題で練習する

まず「はじめまして」、自分の名前、話題を一つ、「よろしくお願いします」を声に出します。約20秒を目安に、急がず話せる長さにしてください。二つ目の話題があれば、次に聞かれたときのために取っておきましょう。

写真イベントで名乗った後、「どんな写真が好きですか」と聞かれたら?

「街の写真が好きです」と答える例があります。相手の名前が田中さんと分かっていれば、「田中さんは、どんな写真が好きですか」と質問を返せます。相手の答えまで聞くところを、一組の練習にしましょう。

初対面以外も含む日常のあいさつ、引っ越した先での近所へのあいさつ、助けてもらった後のありがとうの使い分けも続けて練習できます。