文の組み立てで使う日本語
日本語の語順と文の組み立て|助詞・文末・省略をカフェの例で練習
基本の日本語の文では、「飲みます」「暑いです」など、言いたいことの中心を最後に置きます。「コーヒーを」「カフェで」の助詞は、前の語と一組にします。まず動作を決め、何を・どこで・いつを必要な分だけ足すと、短い文が作れます。「私は」は、誰の話か分かる場面では省けます。

カフェで何を飲むか話すなら「コーヒーを飲みます」。どこで飲むかも伝えたいなら「カフェで」を足します。英語の単語を一つずつ日本語に置き換えるより、役割を持つまとまりで考えてみましょう。
日本語の語順:話題・必要な情報・最後の述語
述語は、何をするか、どんな様子か、何であるかを伝える部分です。動詞だけとは限りません。「飲みます」なら動作、「暑いです」なら様子を伝えます。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| 私はコーヒーを飲みます | I drink coffee。私はが話題、コーヒーをが飲む対象、飲みますが述語。 |
| レオはコーヒーを飲みます | Leo drinks coffee。レオについて、何を飲むか伝える。 |
| 今日は暑いです | It is hot today。今日について、暑いという様子を伝える。 |
| この店は静かです | This shop is quiet。この店の様子を伝える。 |
| マヤは会社員です | Maya works for a company。名詞の会社員にですを付けた述語。 |
「は」が付く部分は、何について話すかを示します。話題が必ず動作をする人とは限らないので、「主語・目的語・動詞」だけで全部の文を考える必要はありません。
「飲みます」はすでに丁寧な動詞の形です。「飲みますです」とですを足しません。名詞や形容詞の文との違いはですの使い方へ。
英語版の漫画では、学習相手がレオに今日の予定を聞きます。「今日は、このカフェで日本語を勉強します」と答えた後、明日も同じ場所か聞かれ、「明日は、家で勉強します」と答えます。場所は変わっても、「カフェで」「家で」のように助詞を一組にし、「勉強します」を最後に置きます。誰の予定か分かっているので、「私は」は繰り返しません。
助詞は、前の語が文の中で何をするかを示す
「私はコーヒーをカフェで飲みます」を、次のまとまりで見ます。語の順番を動かす場合も、助詞を置き去りにしません。
| まとまり | この文での役割 |
|---|---|
| 私は(わたしは) | 誰について話すか。 |
| コーヒーを | 何を飲むか。 |
| カフェで | どこで飲むか。 |
| 飲みます(のみます) | 何をするか。 |
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| 私はコーヒーをカフェで飲みます | I drink coffee at the café。コーヒーを、カフェでをそれぞれ一組にする。 |
助詞の「は」はwa、「を」はoと読みます。単独の文字の読みと、助詞としての読みが違う点も確かめましょう。
最初によく出会う助詞を、役割の目安で整理します。同じ助詞でも、文によって使い方は変わります。
| 助詞 | よくある役割 |
|---|---|
| は | 話題や対比。 |
| が | 主語を示す。はとの選び方は前後の話による。 |
| を | 動作の対象。 |
| に | 行き先、時刻、相手、存在する場所など。 |
| で | 動作をする場所、手段など。 |
| の | 名詞と名詞をつなぐ。持ち主や種類など。 |
| と | 一緒の相手、並べる項目、引用など。 |
英語の一つの前置詞に、一つの助詞が必ず対応するわけではありません。使う動詞や文と一緒に覚えます。場所のに・での違いはにとでのレッスンで続けられます。
文末まで聞くと、する・しない・したが分かる
行き先が同じでも、最後が変わると予定や過去の話が変わります。「駅に」だけで、行くのか行かないのかを決めないようにしましょう。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| 駅に行きます | I go / will go to the station。行く習慣や、これからの予定。 |
| 駅に行きません | I do not / will not go to the station。行かないことを伝える。 |
| 駅に行きました | I went to the station。行ったことを報告する。 |
店員の説明でも、最後まで聞くことが役立ちます。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| カードは使えます | You can use a card。カードを使えるという説明。 |
| カードは使えません | You cannot use a card。別の支払い方法を確認する。 |
文末を聞き逃したら、「もう一度お願いします」と聞き返します。支払い方法の聞き方は支払いの日本語にあります。ます・ません・ましたの使い分けはます形で練習できます。
助詞と一緒なら順番を動かせるが、まず自然な型を使う
最初は「話題・時間・場所・対象・動作」を目安にします。すべての場所を埋める必要はありません。聞かれたことに必要な情報だけを足します。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| 私は今日カフェで日本語を勉強します | I will study Japanese at the café today。話題・時間・場所・対象・動作の順。 |
| 私は今日日本語をカフェで勉強します | 同じ基本の予定。日本語をとカフェでが入れ替わっても、助詞がそれぞれの役割を示す。 |
ただし、どんな並び方でも同じように自然とは限りません。何を先に話しているか、どこを強調したいかで響きが変わります。まずは一つ目の型を使い、相手に伝わる短い文を作りましょう。
「明日」と「七時に」で時間の言い方を比べる
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| 明日、駅に行きます | I will go to the station tomorrow。明日の後ににを付けず、行き先の駅ににを付ける。 |
| 七時に起きます | I get up at seven。時刻の七時にはにを付ける。 |
今日・明日・毎日などの相対的な時間には、通常にを付けません。「いつ」の情報が全部同じ形になるわけではありません。
誰の話か分かるなら、私はを毎回付けない
カフェで自分の飲み物を頼む場面では、誰の注文かが分かっているので、私はを言わずに始められます。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| コーヒーをお願いします | Coffee, please。自分の注文だと分かる場面なら、私はを省ける。 |
反対に、二人の飲み物を説明するなら、名前を残すと誰の話か分かります。「レオはコーヒーを飲みます」に続けて、次の文を言えます。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| マヤはお茶を飲みます | Maya drinks tea。レオの話からマヤの話へ切り替える。 |
省略は、分かる情報を省くことです。誰のことか迷いそうなとき、話題が変わるとき、違いを示したいときには、名前や話題を残します。詳しいは・がの違いははとがのレッスンへ。
動作を決めてから、今日の予定を一文にする
勉強するなら「勉強します」。何を勉強するかで「日本語を」、場所で「カフェで」、今日の予定なら「今日は」を足します。会話が自分の予定についてなら、私はを繰り返さなくても伝えられます。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| 日本語を勉強します | I study / will study Japanese。何を勉強するかだけを伝える。 |
| 今日はカフェで日本語を勉強します | I will study Japanese at the café today。自分の予定の話なら、私はを省ける。 |
| 今日は会社で働きます | I will work at the office today。勉強の代わりに、今日の仕事の場所を伝える。 |
明日は駅へ行く予定です。最後に置くのは「明日」「行きます」のどちら?
最後に置くのは「行きます」です。「明日、駅に行きます」と言えます。行き先の駅と助詞のにを一緒にします。
「カフェで」の順番を動かすとき、でだけ元の場所へ残す?
残しません。カフェでを一組として動かします。
相手が自分の予定を聞いているとき、必ず私はから始める?
必須ではありません。「今日はカフェで日本語を勉強します」のように、分かっている情報は省けます。
動詞の後にですを足す、助詞を外して単語だけ動かす、私はを毎回付ける。この三つに気付いたら、まず助詞のまとまりと文末を見直します。声に出すときは、最後までつなげて一文として言ってみましょう。
次はですの意味と使い方で、動作の文と、物や人を説明する文を比べられます。