文の組み立てで使う日本語

日本語の語順と文の組み立て|助詞・文末・省略をカフェの例で練習

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30秒で分かる

基本の日本語の文では、「飲みます」「暑いです」など、言いたいことの中心を最後に置きます。「コーヒーを」「カフェで」の助詞は、前の語と一組にします。まず動作を決め、何を・どこで・いつを必要な分だけ足すと、短い文が作れます。「私は」は、誰の話か分かる場面では省けます。

カフェの勉強机で、レオが助詞の札を付けた文のカードを動かし、最後に動作のカードを置いている。

カフェで何を飲むか話すなら「コーヒーを飲みます」。どこで飲むかも伝えたいなら「カフェで」を足します。英語の単語を一つずつ日本語に置き換えるより、役割を持つまとまりで考えてみましょう。

基本の語順/助詞/文末の違い/順番と時刻/省略/文を作る。

日本語の語順:話題・必要な情報・最後の述語

述語は、何をするか、どんな様子か、何であるかを伝える部分です。動詞だけとは限りません。「飲みます」なら動作、「暑いです」なら様子を伝えます。

文の最後で、動作や様子を伝える
言い方使う場面・次の行動
私わたしはコーヒーを飲のみます

I drink coffee。私はが話題、コーヒーをが飲む対象、飲みますが述語。
レオはコーヒーを飲のみます

Leo drinks coffee。レオについて、何を飲むか伝える。
今日きょうは暑あついです

It is hot today。今日について、暑いという様子を伝える。
この店みせは静しずかです

This shop is quiet。この店の様子を伝える。
マヤは会社員かいしゃいんです

Maya works for a company。名詞の会社員にですを付けた述語。

「は」が付く部分は、何について話すかを示します。話題が必ず動作をする人とは限らないので、「主語・目的語・動詞」だけで全部の文を考える必要はありません。

「飲みます」はすでに丁寧な動詞の形です。「飲みますです」とですを足しません。名詞や形容詞の文との違いはですの使い方へ。

英語版の漫画では、学習相手がレオに今日の予定を聞きます。「今日は、このカフェで日本語を勉強します」と答えた後、明日も同じ場所か聞かれ、「明日は、家で勉強します」と答えます。場所は変わっても、「カフェで」「家で」のように助詞を一組にし、「勉強します」を最後に置きます。誰の予定か分かっているので、「私は」は繰り返しません。

助詞は、前の語が文の中で何をするかを示す

「私はコーヒーをカフェで飲みます」を、次のまとまりで見ます。語の順番を動かす場合も、助詞を置き去りにしません。

まとまりこの文での役割
私は(わたしは)誰について話すか。
コーヒーを何を飲むか。
カフェでどこで飲むか。
飲みます(のみます)何をするか。
場所を足した文を、一つにつなげる
言い方使う場面・次の行動
私わたしはコーヒーをカフェで飲のみます

I drink coffee at the café。コーヒーを、カフェでをそれぞれ一組にする。

助詞の「は」はwa、「を」はoと読みます。単独の文字の読みと、助詞としての読みが違う点も確かめましょう。

最初によく出会う助詞を、役割の目安で整理します。同じ助詞でも、文によって使い方は変わります。

助詞よくある役割
は話題や対比。
が主語を示す。はとの選び方は前後の話による。
を動作の対象。
に行き先、時刻、相手、存在する場所など。
で動作をする場所、手段など。
の名詞と名詞をつなぐ。持ち主や種類など。
と一緒の相手、並べる項目、引用など。

英語の一つの前置詞に、一つの助詞が必ず対応するわけではありません。使う動詞や文と一緒に覚えます。場所のに・での違いはにとでのレッスンで続けられます。

文末まで聞くと、する・しない・したが分かる

行き先が同じでも、最後が変わると予定や過去の話が変わります。「駅に」だけで、行くのか行かないのかを決めないようにしましょう。

駅に行くことを、三つの文末で話す
言い方使う場面・次の行動
駅えきに行いきます

I go / will go to the station。行く習慣や、これからの予定。
駅えきに行いきません

I do not / will not go to the station。行かないことを伝える。
駅えきに行いきました

I went to the station。行ったことを報告する。

店員の説明でも、最後まで聞くことが役立ちます。

カードで払えるかは、文末まで聞く
言い方使う場面・次の行動
カードは使つかえます

You can use a card。カードを使えるという説明。
カードは使つかえません

You cannot use a card。別の支払い方法を確認する。

文末を聞き逃したら、「もう一度お願いします」と聞き返します。支払い方法の聞き方は支払いの日本語にあります。ます・ません・ましたの使い分けはます形で練習できます。

助詞と一緒なら順番を動かせるが、まず自然な型を使う

最初は「話題・時間・場所・対象・動作」を目安にします。すべての場所を埋める必要はありません。聞かれたことに必要な情報だけを足します。

同じ予定を、助詞のまとまりを保って話す
言い方使う場面・次の行動
私わたしは今日きょうカフェで日本語にほんごを勉強べんきょうします

I will study Japanese at the café today。話題・時間・場所・対象・動作の順。
私わたしは今日日本語きょうにほんごをカフェで勉強べんきょうします

同じ基本の予定。日本語をとカフェでが入れ替わっても、助詞がそれぞれの役割を示す。

ただし、どんな並び方でも同じように自然とは限りません。何を先に話しているか、どこを強調したいかで響きが変わります。まずは一つ目の型を使い、相手に伝わる短い文を作りましょう。

「明日」と「七時に」で時間の言い方を比べる

翌日の予定と、起きる時刻
言い方使う場面・次の行動
明日あした、駅えきに行いきます

I will go to the station tomorrow。明日の後ににを付けず、行き先の駅ににを付ける。
七時しちじに起おきます

I get up at seven。時刻の七時にはにを付ける。

今日・明日・毎日などの相対的な時間には、通常にを付けません。「いつ」の情報が全部同じ形になるわけではありません。

誰の話か分かるなら、私はを毎回付けない

カフェで自分の飲み物を頼む場面では、誰の注文かが分かっているので、私はを言わずに始められます。

注文では、必要な内容から話す
言い方使う場面・次の行動
コーヒーをお願ねがいします

Coffee, please。自分の注文だと分かる場面なら、私はを省ける。

反対に、二人の飲み物を説明するなら、名前を残すと誰の話か分かります。「レオはコーヒーを飲みます」に続けて、次の文を言えます。

もう一人について話すときは、名前を示す
言い方使う場面・次の行動
マヤはお茶ちゃを飲のみます

Maya drinks tea。レオの話からマヤの話へ切り替える。

省略は、分かる情報を省くことです。誰のことか迷いそうなとき、話題が変わるとき、違いを示したいときには、名前や話題を残します。詳しいは・がの違いははとがのレッスンへ。

動作を決めてから、今日の予定を一文にする

勉強するなら「勉強します」。何を勉強するかで「日本語を」、場所で「カフェで」、今日の予定なら「今日は」を足します。会話が自分の予定についてなら、私はを繰り返さなくても伝えられます。

伝えたい内容に合わせて、文を短くしたり変えたりする
言い方使う場面・次の行動
日本語にほんごを勉強べんきょうします

I study / will study Japanese。何を勉強するかだけを伝える。
今日きょうはカフェで日本語にほんごを勉強べんきょうします

I will study Japanese at the café today。自分の予定の話なら、私はを省ける。
今日きょうは会社かいしゃで働はたらきます

I will work at the office today。勉強の代わりに、今日の仕事の場所を伝える。
明日は駅へ行く予定です。最後に置くのは「明日」「行きます」のどちら?

最後に置くのは「行きます」です。「明日、駅に行きます」と言えます。行き先の駅と助詞のにを一緒にします。

「カフェで」の順番を動かすとき、でだけ元の場所へ残す?

残しません。カフェでを一組として動かします。

相手が自分の予定を聞いているとき、必ず私はから始める?

必須ではありません。「今日はカフェで日本語を勉強します」のように、分かっている情報は省けます。

動詞の後にですを足す、助詞を外して単語だけ動かす、私はを毎回付ける。この三つに気付いたら、まず助詞のまとまりと文末を見直します。声に出すときは、最後までつなげて一文として言ってみましょう。

次はですの意味と使い方で、動作の文と、物や人を説明する文を比べられます。