文の組み立てで使う日本語

にとでの違い|行き先・居場所・活動する場所で助詞を選ぶ

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30秒で分かる

行き先なら「カフェに行きます」、いる場所なら「カフェにいます」、活動する場所なら「カフェで勉強します」です。場所の名前だけで決めず、何を伝える文かを見ます。電車などの手段にはで、七時などの時刻にはにを使います。

カフェの机で、マヤが行き先を示すカフェのカードと、勉強する場所を示すカードを比べている。

出かける前に行き先を話し、到着してから何をするか伝える。その二つを一文につなぐと、同じカフェに「に」と「で」が付く理由が見えてきます。

英語版の漫画では、出かける前のマヤが「このあと、どこに行きますか」に「カフェに行きます」と答えます。続いて「どこで勉強しますか」と聞かれたら、「カフェで日本語を勉強します」。同じ場所でも、行き先を答えるときは「に」、活動する場所を答えるときは「で」です。

カフェへ行き、そこで勉強する
言い方使う場面・次の行動
カフェに行いって、カフェで勉強べんきょうします

I go to the café and study there。最初は行き先、次は勉強する場所。

動詞から選ぶ/行き先/いる場所・時刻/活動する場所/手段/練習。

にとでを選ぶときは、場所と動詞の関係を見る

「駅」という名詞に、いつも同じ助詞が付くわけではありません。駅へ向かうのか、駅で誰かと会うのかで変わります。

伝えること助詞例
どこへ行くかに駅に行きます(えきに いきます)。
どこにいる・あるかにカフェにいます。
どこで何をするかでカフェで勉強します(べんきょうします)。
何を使ってするかで電車で行きます(でんしゃで いきます)。

英語のatが、いつもにになる、いつもでになるという対応ではありません。まず動詞を確かめます。文全体の並べ方は日本語の語順へ。

友人から行き先や予定を聞かれたら、質問の助詞を手掛かりにする

出かける前に、友人から行き先を聞かれます。続いて勉強する場所を聞かれたら、質問も答えもでに替わります。

出かける前に、行き先と勉強する場所を話す
言い方使う場面・次の行動
どこに行いきますか

Where are you going? 行き先を聞く質問。
カフェに行いきます

I am going to the café。行く先をカフェに替えて答える。
どこで勉強べんきょうしますか

Where will you study? 勉強する場所を聞く質問。

最後の質問には「カフェで勉強します」と答えられます。同じ動作について答えるなら、どこに・どこでの助詞を残し、どこを場所の名前に替えると組み立てやすくなります。

行く・来る・帰るの行き先には、にを使う

移動が向かう先をにで示します。電車の行き先を確かめるときも、この形が使えます。

行き先を伝える・乗る対象を示す
言い方使う場面・次の行動
駅えきに行いきます

I go to the station。駅が行き先。
日本にほんに来きました

I came to Japan。日本が来た先。
家いえに帰かえります

I return home。家が帰る先。
電車でんしゃに乗のります

I get on the train。乗る対象をにで示す。

行く・来る・帰るでは、方向を表す「へ」を使うこともあります。まずは「駅に行きます」で、行き先とにを一組にして覚えましょう。乗る電車の確認はこの電車は○○に行きますかへ。

いる場所・物がある場所と、具体的な時刻にはに

人や動物がいる場所はいます、物がある場所はありますを使って伝えます。場所をにで示します。

人や物の場所、起きる時刻、会う曜日
言い方使う場面・次の行動
マヤはカフェにいます

Maya is at the café。何をしているかは言わず、マヤの居場所を伝える。
机つくえの上うえに本ほんがあります

There is a book on the desk。本がある場所を伝える。
七時しちじに起おきます

I get up at seven。起きる時刻をにで示す。
月曜日げつようびに会あいます

We meet on Monday。会う曜日を伝える。

場所ではありませんが、七時などの具体的な時刻にもにを使います。ただし、今日・明日・毎日などには通常にを付けません。

明日・毎日の後には、通常にを付けない
言い方使う場面・次の行動
明日行あしたいきます

I will go tomorrow。明日の後に、そのまま行きますを続ける。
毎日勉強まいにちべんきょうします

I study every day。毎日の後ににを付けない。

勉強する・会う・買うなど、活動する場所にはで

その場所で何をするかを伝える文です。カフェにいるだけでなく、そこで勉強するなら「カフェで」になります。

活動が行われる場所を示す「で」
言い方使う場面・次の行動
カフェで勉強べんきょうします

I study at a café。勉強する場所。
駅えきで会あいます

We meet at the station。待ち合わせで会う場所。
店みせで買かいます

I buy it at a store。買うという動作をする場所。
公園こうえんで子こどもが遊あそんでいます

Children are playing in the park。遊ぶという活動が続いている場所。

「遊んでいます」の最後にいますがあっても、場所はで

次の文は、公園に子どもがいることだけを伝えます。

遊ぶ動作を説明せず、そこにいると伝える
言い方使う場面・次の行動
公園こうえんに子こどもがいます

There are children in the park。子どもがいる場所をにで示す。

「遊んでいます」は、遊ぶ動作が続いているという意味なので「公園で」です。最後のいますだけを見て判断せず、動詞のまとまりで考えます。いることと、そこで何をしているかは別の説明です。

電車・言語・道具など、手段にも「で」を使う

「電車で行きます」の電車は場所ではなく、移動するための手段です。「で」は、場所以外の役割でも使います。

乗り物・言語・道具・材料を示すで
言い方使う場面・次の行動
電車でんしゃで行いきます

I go by train。移動の手段。
日本語にほんごで話はなします

I speak in Japanese。話すときに使う言語。
箸はしで食たべます

I eat with chopsticks。食べるときに使う道具。
木きで作つくります

I make it from wood。作るときに使う材料。

「電車に乗ります」は乗る対象、「電車で行きます」は行く手段を表します。電車という名詞だけで、にかでかを決めないようにしましょう。

行き先・手段・時刻を一文にまとめる

友人と駅で会う日の練習です。行き先に、移動する手段や時刻を足します。

どう行くかと、どこで会うかを伝える
言い方使う場面・次の行動
電車でんしゃで東京とうきょうに行いきます

I go to Tokyo by train。電車が手段、東京が行き先。
八時はちじに電車でんしゃで駅えきに行いきます

I go to the station by train at eight。時刻・手段・行き先をまとめる。
駅えきで友ともだちに会あいます

I meet a friend at the station。駅が会う場所、友だちが会う相手。

最後の文では、にが会う相手を示しています。にの役割は場所だけではありません。文の中の何と何をつなぐかを確かめます。

カフェへ行く、そこにいる、そこで勉強する。に・に・ででよい?

はい。「カフェに行きます」「カフェにいます」「カフェで勉強します」です。行き先、居場所、活動する場所という違いがあります。

公園で遊んでいますを、公園に遊んでいますへ替える?

替えません。「遊んでいます」は遊ぶ動作を説明するので、場所にはでを使います。

今日行く場所を一つ決め、そこで何をするかも二文で話してみましょう。予定と過去の話を分けたいときは、次のます形の使い分けで練習できます。