銀行の窓口で使う日本語
銀行口座を作るときの日本語|書類・名義・受け取り
「口座開設について聞きたいです」と伝え、自分の状況で申し込める方法と必要書類を聞きます。受付が済んでも、口座が使えるとは限りません。帰る前に、追加の書類、結果の連絡方法、カードの受け取りを確かめましょう。

日本で働き始め、給与を受け取る口座が必要になった。留学先から口座の準備について案内された。そんな場面で、銀行の職員に一つずつ確認する会話です。
申込方法/書類/口座名義/利用目的/審査と次の手順/カードの受取へ進めます。
銀行口座を作るときの日本語:どこで、どう申し込むか
「口座開設」は、口座を新しく作ることです。「今日は手続きできますか」は、その日の申込や手続きについての質問です。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| 本日はどのようなご用件でしょうか | ロビーの職員が最初に聞く言葉。 |
| 口座開設について聞きたいです | 口座開設について相談したいと伝える。 |
| 今日は手続きできますか | 今日、申込などを進められるか聞く。開設の確約を求める表現ではない。 |
| 番号札を取ってお待ちください | 職員の指示。番号札を取り、座って待つ。 |
| 予約が必要ですか | 利用する支店の予約の有無を確かめる。 |
| オンラインでもできますか | 自分が使えるオンラインの申込方法があるか聞く。 |
| この支店で申し込めますか | この支店で申込を受け付けてもらえるか確かめる。 |
| 通訳の人と一緒に来てもいいですかつうやくの ひとと いっしょに きても いいですか | 説明を聞くために通訳者が同行してよいか、事前に聞く。 |
実例として、日本郵便の外国人向け口座開設サポート(英語)には多言語の相談案内があります。事前に連絡せず窓口へ行くと、その日は申込ができず、予約後の再訪を求められる場合もあると説明しています。
必要書類と、まだ用意できないものを確認する
必要なものを聞いたら、手元の書類を一つずつ示します。「原本」は元の書類のことです。コピーやスマートフォンの写真で代用できるかは、自分で決めずに確認します。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| 必要な書類は何ですか | 自分の申込に必要な書類を聞く。 |
| 原本が必要ですか | 元の書類を持参する必要があるか確かめる。 |
| 住所の確認書類はこれでいいですか | 実際の書類を示し、住所確認に使えるか聞く。 |
| 在留期間について確認します | 職員の説明。在留できる期間について確認するという意味。 |
| 不足している書類を教えてください | 何が足りないか、書類の名前を具体的に聞く。 |
| この書類はまだ届いていません | まだ持っていない事情を伝え、次にどうするか聞く。 |
| 学生証も必要ですか | 学生の場合に、学生証の提示も必要か聞く。 |
| 新しい在留カードが届いたら、また来ればいいですか | 更新後に来るよう案内されたら、再訪のタイミングを確かめる。 |
ゆうちょ銀行の外国人向け案内では、在留カードを交付されている人のカード確認に加え、在留資格が「留学」「技能実習」の人には学生証・社員証などの提示を案内しています。
口座名義と、勤務先に伝える名前を確かめる
「口座名義」は口座に登録される名前です。申込書の氏名欄、フリガナ欄、給与の振込先を伝える用紙を区別します。ミドルネームや空白を自己判断で省かず、銀行で受け付ける表記を確認します。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| 口座名義はこの表記ですか | 登録される名前を示して、表記を確かめる。 |
| 給与振込に使う名前を確認したいです | 勤務先へ伝える振込先の名義を確認する。 |
| ミドルネームも含めますか | 対象の欄を示し、名前のどこまでを書くか聞く。 |
「全角」は文字の幅の指定です。たとえば「ABC」と「ABC」は見た目が似ていても入力形式が違います。カタカナにも幅の違いがあります。どの欄で何を使うかは画面の案内に従い、名前が入りきらないときは書類記入の会話で相談します。
給与・生活費など、口座の利用目的を伝える
口座を何に使うか、実際の目的を答えます。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| 口座の利用目的は何ですか | 職員からの質問。口座を何に使うかを聞いている。 |
| 給与の受け取りです | 実際に給与を受け取るための口座なら使う。 |
| 生活費の支払いです | 生活費を支払う目的を伝える。 |
| 勤務先はこちらです | 勤務先の情報を求められたら、正しい情報を示す。 |
| 家賃の引き落としに使いたいです | 家賃の口座引落しに使いたいと伝え、対応するか聞く。 |
| 留学生です | 留学生の場合に自分の立場を説明する。利用目的も続けて答える。 |
「引き落とし」は、口座から代金を差し引いて支払うこと。「振込」は、指定した口座へお金を送ることです。口座を作るだけで家賃の支払い設定が終わるとは限りません。利用したい支払いに対応するか、別の申込が必要かを確認します。
申込受付・審査中・追加書類を聞き分ける
「受け付けました」は申込を受け取ったという返答です。「審査中」は確認の途中。「開設できました」と同じではありません。ゆうちょ銀行の上記案内でも、当日中に開設できない場合や、開設を断る場合があると説明しています。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| 申し込みを受け付けました | 職員の返答。申込受付であり、最終的な開設承認とは限らない。 |
| 追加の確認が必要です | 職員の返答。必要な情報と期限を聞く。 |
| 今日は手続きできません | 職員の返答。理由と、別の日や方法で進められるかを聞く。 |
| 結果は後日連絡します | 職員の返答。結果は後から届く。方法と時期を確かめる。 |
| 次は何をすればいいですか | 待つのか、書類を出すのか、次の行動を聞く。 |
| いつまでに提出しますか | 追加の書類を出す期限を聞く。 |
| 結果はメールですか、郵送ですか | 結果の連絡方法を聞く。他の方法が案内される場合もある。 |
聞き取れないときは「書いていただけますか」と頼みます。「後日」は今日より後の日という意味で、具体的な日付ではありません。待つ期間の目安と、その期間を過ぎた場合の問い合わせ先も確認します。勤務先へ口座ができたと伝えるのは、銀行で開設を確認してからにしましょう。
キャッシュカードの受け取りと、使える時期を聞く
結果の通知、カードの受け取り、使い始める時期は、それぞれ確認します。登録住所に変更があるときは、発送先を自分で推測せず銀行へ相談します。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| キャッシュカードはどこに届きますか | 発送先を確かめる。 |
| 届くまで、どのくらいかかりますか | 届くまでの目安を聞く。 |
| 受け取りのとき、本人確認書類は必要ですか | 案内された受取方法に必要なものを聞く。 |
| この口座で給与を受け取れるのはいつからですか | 口座の利用開始を銀行へ確認する。勤務先側の登録期限も別に確かめる。 |
「キャッシュカード」はATMなどで口座を利用するためのカードです。買い物に使うクレジットカードと同じものとは限りません。デビット機能などがあるかは、発行されるカードの説明で確かめます。
開設後の住所変更・在留期間の更新を相談する
「住所や在留期間が変わった時は、どうすればいいですか」と聞き、変更を届ける窓口や方法を確認します。金融庁の多言語案内にも、住所・在留期間などが変わった場合の金融機関への連絡が示されています。
口座、カード、暗証番号などを他人に売ったり貸したり渡したりしないでください。書類についての問い合わせで、暗証番号、インターネットバンキングのパスワード、認証コードを伝える必要はありません。不審な送金の依頼は進めず、銀行の公式窓口へ相談します。
受付から次の連絡までを確認する練習
「口座開設について聞きたいです。今日は手続きできますか。必要な書類は何ですか。利用目的は給与の受け取りです。」
職員が「まず書類を確認します」と答えたら、「申し込みの後、結果はいつ、どうやって分かりますか」と続けます。
次はATMで使う日本語へ。用紙の欄で迷ったら書類の記入、払込票の扱いは支払いの会話で練習できます。
編集部調べ:日本郵便・ゆうちょ銀行・金融庁の資料を2026年9月30日に確認しました。