文字を読むで使う日本語

カタカナ表|46文字と、メニュー・看板の外来語を読む

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30秒で分かる

基本のカタカナは46文字。ひらがなと同じ五つの母音の位置に、別の形の文字が並びます。「ホテル」はホ・テ・ルから読み、「セール」の「ー」は前の母音を伸ばします。元の英単語は意味を確かめる手掛かり。日本語でどう読むかは、書かれた文字から確かめましょう。

商店街で、レオが値札の横の看板を一文字ずつ確かめ、マヤは自分の用事へ歩いていく。

旅行先でホテルのマークを見つければ、建物の場所は分かるかもしれません。さらに「ホテル」を読めると、地図や案内板で同じ言葉を探せます。ここでは、絵や英語を先に答えにせず、一文字ずつ音にしてみます。

46文字の表/店内表示/長音ー/シ・ツ、ソ・ン/小さい文字。

カタカナ表:ひらがなと同じ音を、別の形で読む

この表は左から右へ読みます。母音の順番はa・i・u・e・o。「—」は、現代の基本表で文字を置かない場所です。

行aiueo
ア行アイウエオ
カ行カキクケコ
サ行サシスセソ
タ行タチツテト
ナ行ナニヌネノ
ハ行ハヒフヘホ
マ行マミムメモ
ヤ行ヤ—ユ—ヨ
ラ行ラリルレロ
ワ行ワ———ヲ

この45文字に、別枠の「ン」を足して46文字です。「ン」は五つの母音に沿って並びません。「ヲ」は基本表に含まれますが、外来語の読み始めでは出会う機会が少ない文字です。

ひらがなとカタカナの母音を結び付ける
言い方使う場面・次の行動
ア

a。ひらがなの「あ」と同じ母音。
イ

i。ひらがなの「い」と同じ母音。
ウ

u。ひらがなの「う」と同じ母音。
エ

e。ひらがなの「え」と同じ母音。
オ

o。ひらがなの「お」と同じ母音。

ひらがなを知っているなら、ひらがな表の「あ」と「ア」を同じ音へ結び付けます。新しく覚えるのは主に文字の形です。「シ」はshi、「チ」はchi、「ツ」はtsu、「フ」はfuと読むので、列の母音だけから英語風に読まないようにしましょう。

ホテル・トイレ・レジを、文字から読む

まず「ホテル」のホ・テ・ルを一つずつ指し、ho・te・ruと読んでからつなげます。英語のhotelと同じ発音に戻さず、日本語の音を順に読みます。

英語版の漫画では、レオがマヤに「この看板は、何と読みますか」と聞きます。マヤが「ホ・テ・ル」と一度読んだ後、レオも文字を指して読み、お礼を言います。次の店では「セール」を自分で読み、「ー」の位置を確かめます。

建物や店内で探す短い表示
言い方使う場面・次の行動
ホテル

hoteru、hotel。ホ・テ・ルの三文字を読む。
トイレ

toire、toilet/restroom。店や駅の案内で探す言葉。ト・イ・レと読む。
セール

sēru、sale。店の表示で見かける言葉。真ん中の「ー」を飛ばさない。
レジ

reji、checkout/cash register。会計する場所の目印。「ジ」は「シ」に濁点を付けた文字。

「レジ」が読めたら、店内で会計する場所を探せます。店員の質問に答える練習はコンビニの会話へ。

カタカナは外国の名前にも使われます。外来語も、すべて英語由来とは限らず、日本語で意味が変わったり短くなったりすることがあります。似た英単語は、読みを決める答えではなく、意味を考える手掛かりにします。

長音「ー」は、直前の母音を伸ばす

「セール」の「ー」は、前のセのeを伸ばします。区切りの線ではなく、言葉の一部です。「コーヒー」なら二本とも必要で、コのoとヒのiを伸ばします。

看板とメニューの長音を読む
言い方使う場面・次の行動
セール

sēru、sale。セのeを伸ばしてからルを読む。
ケーキ

kēki、cake。ケのeを伸ばす。
コーヒー

kōhī、coffee。コのoとヒのi、二か所を伸ばす。
スーパー

sūpā、supermarket。スのuとパのaを伸ばす。「パ」は「ハ」に丸を付けた文字。

ローマ字の上の線も長い母音の目印です。このページではō・īなどを使っていますが、別の教材ではoo・iiのように母音を重ねて書く場合もあります。まずカタカナの「ー」がある場所を確認しましょう。

シとツ、ソとンは、短い線と長い線を見比べる

一度に四文字を覚え直すより、最初はシとツの二つを比べます。一般的な活字体では、シの短い二画は横向き、ツの短い二画は縦向きに近くなります。長い画の曲がり方も一緒に見ましょう。ソとンも、短い画の傾きと長い画の形を比べます。

似た字を単語の中で区別する
言い方使う場面・次の行動
シール

shīru、sticker。最初の文字はシ。文具や商品のラベルの話で使う。
ツアー

tsuā、tour。最初の文字は大きいツ。最後のーはアを伸ばす。
ソース

sōsu、sauce。最初の文字はソ。食べ物の説明で見かける。
コンビニ

konbini、convenience store。二文字目はン。後ろに母音を足してnoやnuにしない。

文字の形はフォントや手書きで変わります。傾きだけを唯一の目印にせず、複数の標準的な形を見比べてから、単語カードの順番を変えて読んでみましょう。

小さいッ・ィ・ャは、大きい文字と同じに読まない

基本表にない組合せも、メニューや案内で出てきます。ここでは三つだけ、小さい文字がある場所と読み方を確かめます。

よく使う言葉で、小さい文字を確かめる
言い方使う場面・次の行動
プリン

purin、custard pudding。「プ」は「フ」に丸を付けた文字。点や丸も見落とさない。
チケット

chiketto、ticket。小さいッの後のtを長く保つ。チ・ケ・ツ・トとは読まない。
ティー

tī、tea。テと小さいィでti、その母音をーで伸ばす。te-iと分けない。
シャワー

shawā、shower。シと小さいャでsha。shi-yaではない。最後はワのaを伸ばす。

カタカナの組合せと長い音の練習は、国際交流基金『いろどり』入門第2課(PDF、L2-15〜17)でも確認できます。

看板を見る前に、三つだけ自分で読む

ホテル・トイレ・セールを、ローマ字を見ずに読む

hoteru・toire・sēruです。ホテルとトイレは三つの文字を順に読みます。セールはセのeを伸ばします。

「コーヒー」は、どこを伸ばす?

コのoと、ヒのiです。二本のーを両方見て、kōhīと読みます。

ツアーのツと、チケットのッは同じ読み方?

違います。ツアーの大きいツはtsu。チケットの小さいッはtsuと発音せず、次のtを長く保ちます。

次にメニューや案内板を見るときは、一語だけ選び、絵や翻訳を見る前に読んでみましょう。長音や小さい文字を確認してから意味を調べると、「知っている英語を当てた」だけで終わらずに練習できます。

次は発音ガイドで、音の長さを詳しく練習できます。ひらがな・カタカナ・漢字の役割を整理したいときは日本語の文字体系へ。