水道・ガス・電気のトラブルで使う日本語

水道・ガス・電気のトラブルを伝える日本語

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30秒で分かる

「水が出ません」「停電しています」「ガスのにおいがします」のように、起きていることから伝えます。原因を推測せず、住所・建物名・部屋番号、いつから、どの範囲かを説明しましょう。ガスのにおいがするときは、火や照明・換気扇のスイッチを使わず、その場所から離れて、地域のガス緊急窓口に連絡します。水道や電気では、最後に「どこで待てばいいですか」と聞き、誰からの連絡や訪問を待つのか確認します。

LeoとMayaが水の出ない台所の蛇口を前に、症状・場所・住所・気づいた時刻を整理して連絡しようとしている。

症状/住所・時刻・範囲/指示の聞き取り/連絡先と待ち方へ進めます。

水道・ガス・電気のトラブルは、観察した症状から伝える

「水」と「お湯」は分けて伝えます。冷たい水は出るのにお湯だけ出ない場合、原因がガスなのか電気なのか、給湯器なのかを自分で決める必要はありません。まず起きていることを説明します。

何が起きているかを伝える
言い方使う場面・次の行動
水みずが出でません

蛇口から水が出ないことを伝える。
停電ていでんしています

電気が来ていない状態を伝える。分かっている範囲も続けて説明する。
ガスが使つかえません

使えないことを伝える。原因までは決めつけない。
ガスのにおいがします

ガス臭を緊急窓口へ伝える。通常の修理予約を待つ場面ではない。
お湯ゆが出でません

お湯が出ないことを、水全体の問題と分けて伝える。
水みずが漏もれています

漏れている場所を続けて説明する。
天井てんじょうから水みずが落おちてきます

水が落ちてくる場所を具体的に伝え、速やかに連絡する。
焦こげたにおいがします

焦げたにおいを伝える。原因を確かめようと機器を試運転しない。

急を要しない設備の不具合で、修理の日時や入室を相談するときは、部屋の修理の会話も使えます。

住所・建物名・部屋番号と、分かっている範囲を伝える

所在地は市区町村、町名と番地、建物名、部屋番号まで伝えます。「ことば町一丁目」だけでは訪問先を特定できません。

連絡先の担当者に伝える情報
言い方使う場面・次の行動
ご住所じゅうしょをお願ねがいします

担当者が最初によく聞く質問。部屋番号まで答える。
住所じゅうしょはことば町一丁目ちょういっちょうめです

住所を言い始める練習。実際には自分の市区町村や番地なども続ける。
一時間前いちじかんまえからです

不具合が始まった時刻が分かる場合に伝える。
全部ぜんぶの部屋へやです

自分が把握しているすべての部屋に同じ問題があると伝える。
隣となりの部屋へやは分わかりません

隣の住戸の状態を確認していないことを伝える。
台所だいどころだけです

把握している範囲では台所だけに問題があると伝える。
全部ぜんぶの蛇口じゃぐちです

安全に分かっている場合に、すべての蛇口が同じ状態だと伝える。
建物名たてものめいはことばハイツです

架空の建物名での練習。実際の自分の建物名に置き換える。
部屋番号へやばんごうは一〇一号室いちまるいちごうしつです

部屋番号を一桁ずつ読む例。実際の番号をはっきり伝える。
契約者本人けいやくしゃほんにんではありません

契約者か聞かれたとき、自分の立場を正確に伝える。
いつからかは分わかりません

発生した時刻を知らない場合、推測せずに伝える。

「一時間前から」は、その時刻に始まったという説明です。一時間前に初めて気づいただけなら、「一時間前に気づきました」と言えます。隣も同じ状態か分からないときは、危険な場所へ調べに行かず、「分かりません」と伝えます。

東京都水道局の断水の案内では、給水方式によって相談先が分かれ、貯水槽を使う集合住宅の一部の不具合では管理人への連絡を案内しています。水道の問題でも、供給者だけでなく建物の管理人が窓口になる場合があります。

危険な場所へ近づけない・指示が分からないと伝える

「〜てください」は行動を求める言葉。「〜ないでください」は、その行動をしないよう求めています。「触らないで」の「ないで」を聞き落とさないようにします。

相手の指示と、確認できないときの返答
言い方使う場面・次の行動
そこから離はなれてください

担当者の指示。示された危険な場所から離れる。
スイッチに触さわらないでください

ガス臭などの場面で聞く指示。オン・オフを操作しない。
外そとで待まってください

担当者の指示。どの安全な場所で待つのか確かめる。
担当者たんとうしゃが向むかいます

相手の返答。担当者が来るという意味で、危険がなくなったという意味ではない。
確認かくにんできません

見られない、理解できない、安全に確認できない場合に伝える。
危あぶなくて近ちかづけません

危険があるため近づけないことを担当者へ伝える。
もう一度いちど、ゆっくりお願ねがいします

聞き取れなかった指示を、実行する前に聞き直す。

ガスのにおいがするときは、火を使ったり照明・換気扇のスイッチを操作したりせず、においのする場所から離れて、利用地域のガス緊急窓口に連絡します(東京ガスネットワークの案内)。火災や救急の通報は119番です(東京消防庁の119番案内)。

東京電力パワーグリッドの案内は、切れた電線に触らず、連絡するよう求めています。安全な場所から分かることを伝えます。

担当者からメーターやブレーカーについて聞かれて、安全な確認方法が分からないときは、「確認できません」と事情を説明し、次の指示を聞きます。

復旧待ち・管理会社への連絡・担当者の訪問を聞き分ける

「復旧」は、止まっていた供給などが元に戻ることです。復旧を待つ場合と、家へ担当者が来る場合では、待つものが違います。

誰からの連絡を、どこで待つか
言い方使う場面・次の行動
復旧ふっきゅうを待まってください

相手の返答。供給が戻るのを待つ案内。自分の待機場所も確認する。
管理会社かんりがいしゃに連絡れんらくしてください

相手の案内。建物を管理する会社へ連絡する。
担当者たんとうしゃが伺うかがいます

相手の返答。来る人と、その後の連絡方法を聞く。
どこで待まてばいいですか

この状況での安全な待機場所を確認する。
何時なんじごろの予定よていですか

復旧か訪問か、何の予定を聞いているのかを明確にする。
復旧時刻ふっきゅうじこくはまだ分わかりません

相手の返答。次の情報をどこで確認できるか聞く。
次つぎはどこに連絡れんらくすればいいですか

別の窓口へ案内されたとき、次の連絡先を聞く。
連絡先れんらくさきを書かいてもらえますか

対面や文字で連絡できる場面で、連絡先を残してもらう。
英語えいごで話はなせる方かたはいますか

英語で対応できる人がいるか聞く。

別の窓口を案内されたら、名前と連絡先を確認してから電話を終えましょう。賃貸の住まいなら、契約書にある管理会社や大家さんに伝えると、建物の供給者を確認できます。

断水の連絡で、次の行動まで確認する練習

Leoは台所の水が出ないことに気づき、Mayaと分かっている事実を整理します。「水が出ません。全部の蛇口です」と状況を伝え、住所と時刻も説明します。返答が「担当者が向かいます」なら、「何時ごろですか。どこで待てばいいですか」と続けます。

次は、急を要しない不具合について部屋の修理を依頼する会話へ。火災・救急で助けを呼ぶときの言葉は、緊急時の日本語で確認できます。

編集部調べ:公式情報を2026年9月30日に確認しました。