落とし物の相談で使う日本語
落とし物を伝える日本語|駅・店での確認と受け取り
30秒で分かる
「財布をなくしました」と物の名前を先に伝え、最後に見た場所・時間・特徴を続けます。場所が不確かなら「駅で落としたかもしれません」で構いません。店や駅などでなくした可能性があれば、その施設に確認します。路上や場所が分からない場合は、警察に遺失届について相談できます。

最初の一言/場所と時間/特徴/窓口の返答/受け取りへ進めます。
落とし物を伝える日本語は、物の名前から始める
「なくしました」は、手元にあるはずのものが見つからないときに使えます。置いてきた場所を覚えているなら「忘れました」と言えます。なくした状況が分からないときに、無理に「落とした」と決める必要はありません。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| 財布をなくしました | 財布が見つからないと伝える。 |
| スマートフォンを落としました | スマートフォンを落としたと考えられる場合。分からなければ「なくしました」でもよい。 |
| 忘れ物をしました | 置いてきた物があると伝える。続けて物の名前を言う。 |
| 電車にかばんを忘れました | 電車に置いてきたと分かっている場合。 |
| 落とし物の窓口はどこですかおとしものの まどぐちは どこですか | 駅や施設で、相談先を尋ねる。 |
| 遺失届を出したいです | 警察署や交番で、なくした物の届出をしたいと伝える。 |
「落とし物」「忘れ物」は日常の案内で使われる言葉です。「遺失物」は手続きの案内などで見かけます。最初から難しい説明をせず、「すみません。財布をなくしました」と始めて構いません。
最後に見た場所と、なくなったと気づいた時間を分ける
最後に持っていた場所と、気づいた場所が同じとは限りません。分かることと推測を分けて伝えると、相手も確認しやすくなります。警察庁の遺失届の案内でも、場所・時間・特徴を伝えることが案内されています。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| どこでなくしましたか | 窓口からの質問。分かる範囲の場所を答える。 |
| 駅で落としたかもしれません | 駅の可能性はあるが、確実ではないと伝える。 |
| どこでなくしたか分かりません | なくした場所が分からない場合。最後に見た場所を続ける。 |
| 最後に見たのは、この店です | 最後に物を見た場所を伝える。 |
| 何時ごろですか | おおよその時刻を尋ねる質問。最後に見た時刻か、気づいた時刻かも区別する。 |
| 午後三時ごろです | 午後3時くらいという答え。正確な時刻を覚えていない場合。 |
| 今日、気づきました | 今日、なくなったことに気づいたと伝える。今日なくしたと断定してはいない。 |
電車なら、覚えている路線・乗った駅と降りた駅・乗車時刻などもメモにします。
色・素材・傷・中身で、自分の物の特徴を説明する
「黒い財布」だけで似た物がいくつもある場合は、素材や小さな傷、名前入りのカードなどを加えます。写真があれば、見せてよいか聞けます。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| 何色ですか | 色を尋ねる質問。 |
| 黒い財布ですくろい さいふです | 黒い財布だと伝える。 |
| 黒い革の財布です | 色に素材も加える。 |
| 小さい傷があります | ほかの物と見分ける特徴を伝える。位置も分かれば示す。 |
| 中に何が入っていますか | 中身を尋ねる質問。窓口の本人確認に必要な範囲で答える。 |
| 中に名前のカードがあります | 名前が書かれたカードが入っていると伝える。 |
| 写真を見せてもいいですか | なくした物の写真を見せたいとき。 |
暗証番号やパスワードを、説明のために人前で読み上げないでください。キャッシュカード、クレジットカード、携帯電話もなくした場合は、遺失届とは別に発行元・契約先へ連絡して利用停止などを相談します。警察庁の施設内でなくした場合の案内も、この連絡を勧めています。
「まだ届いていません」と言われたら、次の連絡先を確認する
「まだ届いていません」は、今の時点では窓口に届いていないという返答です。その場で見つからなくても、書類の記入や別の窓口への連絡を案内されることがあります。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| こちらに書いてください | 示された欄に記入するという指示。分からない欄は尋ねる。 |
| ここには何を書けばいいですか | 記入欄を指して、必要な内容を聞く。 |
| まだ届いていません | まだ受け付けた物の中にないという返答。 |
| 警察に遺失届を出してください | 警察で届出をするよう案内された場合。 |
| 連絡先を書いてください | 連絡がつく電話番号などの記入を求められた場合。 |
| どこに問い合わせればいいですか | 次に問い合わせる窓口を聞く。 |
| 連絡先を書いてもらえますか | 窓口名や電話番号を聞き取れないとき、書いてもらう。 |
| ホテルの電話番号でもいいですか | 連絡先を求められたが、日本の電話番号がないときに聞く。 |
遺失届は、届けられた物と照合するための申告です。
見つかったら、受け取る場所・時間・持参物を確認する
なくした駅と保管している場所が同じだと決めつけず、受け取りに行く前に確認しましょう。
| 言い方 | 使う場面・次の行動 |
|---|---|
| 似た財布が届いています | 似た物が届いたという返答例。まだ自分の物だと断定しない。 |
| どこで受け取れますか | 実際に受け取れる場所を聞く。 |
| 何時まで受け取れますか | 受け取り可能な時間を聞く。 |
| 何を持っていけばいいですか | 必要な本人確認書類などを聞く。 |
| 本人確認書類を持ってきてください | 本人確認の書類が必要という指示。使える書類を窓口に確認する。 |
たとえばJR東日本の受け取りFAQでは、公的な本人確認書類の持参と、受け取り可能時間を事前に確かめるよう案内しています。本人確認書類もなくした場合は、出発前に窓口に相談します。
見つからない場合と、似た物がある場合を練習する
このレッスンのLeoは、まだ財布を受け取っていません。Mayaと情報を整理し、窓口で黒い財布の特徴と駅の可能性を伝え、書類の記入へ進みます。英語版の漫画でも確認できます。
- 財布やかばんなど、なくした物を一つ決める。
- 最後に見た場所・時刻と、なくなったと気づいた時刻を言う。不明な点は不明と伝える。
- 色や素材に、もう一つ特徴を加える。
- 相手役に「まだ届いていません」と答えてもらい、次の問い合わせ先を聞く。
- 今度は「似た財布が届いています」と答えてもらい、受け取る場所・時間・持参物を聞く。
「自分で言える」「表を見れば言える」「もう一度練習する」のどれでしたか。駅で場所を尋ねる場合は駅・電車の日本語、警察での会話は警察署のレッスンへ進めます。
編集部調べ:警察庁とJR東日本の資料を2026年9月30日に確認しました。